Archive for the ‘強制わいせつ・強制性交等’ Category

福岡市城南区での強制わいせつ事件 釈放なら刑事専門の弁護士に!

2018-06-30

福岡市城南区での強制わいせつ事件 釈放なら刑事専門の弁護士に! 

Aさんは,福岡市城南区の路上で,Vさん(20歳)の背後から,両手をまわしてVさんの体に抱きつき,両手でVさんの胸を揉んだという強制わいせつ罪早良警察署逮捕されました。
Aさんの両親は,Aさんの身柄を釈放してもらうべく,まずは弁護士にAさんとの接見を依頼しました。
(フィクションです)

~ 強制わいせつ罪 ~

刑法176条の条文には「十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する」と書かれています。
これが強制わいせつ罪に関する規定です。

本件では,Aさんが両手をまわしてVさんの体に抱きついた行為が「暴行」,両手でVさんの胸を揉む行為が「わいせつな行為」に当たり,故意も認められそうですから,Aさんの行為は強制わいせつ罪に当たる可能性が高そうです。

~ 強制わいせつ罪と釈放 ~

確かに,強制わいせつ罪は重たい罪ですが,だからといって釈放が認められないわけではありません。
事案によっては,逮捕勾留の要件が認められず,釈放につながるケースがあります。

本件で一番に着目すべき点は,AさんとVさんとの関係です。
そもそもAさんはVさんの顔や名前,住所,連絡先も知らないはずです。
ということは,AさんがVさんに接触して罪証隠滅行為に及ぶ現実的可能性は低いと言えます。
また,Aさんが犯行現場から遠方に住んでいた場合やその予定がある場合,定職に就いていたり,適切な監督者がいる場合はどうでしょうか?
これらの事実も,罪証隠滅,逃亡の恐れの可能性を低める要因となりそうです。

身柄拘束は日常生活に大きな影響を与えるため,一刻も早い釈放が望まれます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件を専門に取り扱う法律事務所です。
ご家族などが強制わいせつ罪等で逮捕勾留されたが,一刻もはやく釈放して欲しいなどとお考えの方は,まずは,弁護士との接見を可能とする初回接見サービスをお申し付けください。
福岡県早良警察署への初回接見費用:35,500円)

福岡県糸島市の強制性交等罪事件 示談,刑事事件化阻止なら刑事専門の弁護士

2018-06-27

福岡県糸島市の強制性交等罪事件 示談,刑事事件化阻止なら刑事専門の弁護士

Aさんは,会社の飲み会の帰り,Vさん(22歳)に「お前の裸の写真を持っている」「性交に応じなければ写真をネット上にばらまくぞ」と言って脅し,Vさんと性交しました。
翌朝,酔いのさめたAさんは,自分のしたことを後悔し,Vさんと示談したいと考えていますが,どう行動していいか分からず,弁護士無料法律相談を申込みました。
(フィクションです)

~ 強制性交等罪(刑法177条) ~

強制性交等罪は,13歳以上の者に対し,暴行又は脅迫を用いて性交,肛門性交又は口腔性交(性交等という)をした場合に成立する犯罪です。
罰則は「5年以上の有期懲役」で,有期懲役の最高は20年までありますから,非常に重たい罪と言えます。

~ 刑事事件化,送致(送検)前に示談 ~

さらに,このことは,起訴され有罪判決を受けると,執行猶予を獲得することが非常に困難なことを意味します。
つまり,執行猶予を獲得することができるのは,その罪について「3年以下の懲役若しくは禁錮の判決の言い渡しを受けることが前提なのですが,強制性交等罪の場合「懲役5年」が最低ラインだからです。

したがって,強制性交等罪を犯したなという場合は,被害者が警察に被害届を出すなどする前(刑事事件化する前)に示談を締結させるか,仮に刑事事件化され逮捕されるなどしても,起訴される前に示談を締結させ,起訴を回避する(不起訴を獲得する)ことが重要です。

ただし,一度,刑事事件化されれば被害者の態度が硬化し,刑事事件化前に比べ示談を成立させることが難しくなるかもしれませんから早めの行動をとることが大切です。
また,裁判では,情状に酌量すべき点があること(示談が成立していることなど)を主張し,酌量減軽の措置により執行猶予を獲得することは可能です(刑法71条,68条3号,66条)が,そのハードルは高いです。

なお,当事者同士で示談交渉することはほど不可能ですし,賢明ではありません。
そもそも被害者が示談交渉のテーブルについていただけるか分かりませんし,代理人を立ててこれに応じたとしても請求された示談金額が妥当なものなのか判別しがたいと思われます。
示談交渉は,法律の専門家である弁護士に任せた方が賢明でしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は強制性交等罪などの刑事事件を専門に取り扱う弁護士事務所です。
お困りの方は,まずはフリーダイヤル0120ー631ー881までお電話ください。
24時間いつでも無料法律相談初回接見サービス等を受け付けています。
糸島警察署までの初回接見費用 37,800円)

福岡県小郡市の強制わいせつ事件 不起訴処分獲得には刑事専門の弁護士 

2018-05-12

福岡県小郡市の強制わいせつ事件 不起訴処分獲得には刑事専門の弁護士 

Aさんは,自宅にV(16歳)らを誘い,酒に酔った勢いでVに無理矢理キスをしました。
後日,Aさんは,福岡県警察小郡警察署強制わいせつ罪の罪で事情を聴かれました。
Aさんとしては,今後の営業のためにも不起訴処分を獲得したいと考えています。
(フィクションです)

~強制わいせつ罪~

刑法176条の条文には「十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する」と書かれています。
これが強制わいせつ罪に関する規定です。

上の事例を見ると,「えっ!?暴行・脅迫がないじゃないか!?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし,強制わいせつ罪においては,暴行それ自体がわいせつ行為であってもよいと解されています。

裁判で認められた例として,女子の意思に反して陰部に指を挿入する行為,強いて接吻する行為,女子の背後からその臀部等を手のひらでなで回す行為などがあります。

~強制わいせつ罪と不起訴処分~

昨年の改正法が施行されるまでは,強制わいせつ罪は親告罪といって,検察官が事件を起訴するには被害者の告訴が必要でした。
その場合,被害者との示談,被害者の告訴取り下げ,不起訴処分という流れを作ることができました。

ただ,改正法の施行により被害者の告訴が不要となったとは言え,不起訴処分を獲得するために,被害者と示談することが重要であることに変わりはありません。
処分を決める検察官としては,処分を決めるにあたって被害者の意向を十分に尊重します。
示談を成立させ,被害者が処分を望まないなどとの意向を示せば,検察官はその意思を尊重し,事件を不起訴処分とする可能性は高くなるでしょう。

その他,不起訴処分の獲得に向けては,被害者側に対し,真摯に謝罪し,反省していることを示すことが必要です。
場合によっては,更生に向けた具体的行動を取ることも必要です。
そうした活動を検察官に示し,不起訴処分を獲得することを目指します。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、強制わいせつ罪等の刑事事件を専門に取り扱う弁護士が所属しています。
強制わいせつ罪等で逮捕されたが,不起訴処分を獲得したいなどとお考えの方,その他お困りの方は,ぜひ一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所へご相談ください。
(福岡県警察小郡警察署への初回接見費用:39,300円)

福岡県久留米市の強制わいせつ致傷事件 身柄解放には刑事専門の弁護士

2018-05-11

福岡県久留米市の強制わいせつ致傷事件 身柄解放には刑事専門の弁護士

Aさんは,深夜,歩道上で,Vさんの背後から抱きついて胸をもむなどしました。
驚いたVさんは逃げましたが,直後に転倒して怪我をしました負。
その後,Aさんは福岡県久留米警察署に強制わいせつ致傷罪で逮捕され,現在勾留中です。
(フィクションです)

~強制わいせつ致傷罪~

刑法181条には「第176条,第178条第1項若しくは第179条第1項の罪(略)を犯し,よって人を死傷させた者は,無期又は3年以上の懲役に処する」と書かれてあります。
176条は強制わいせつ罪のことを指しますから,181条が強制わいせつ致傷に関する規定です。

強制わいせつ致傷罪は,結果的加重犯ともいいます。
結果的加重犯とは,基本となる犯罪(本件では,強制わいせつ罪)から生じた結果を重視して,基本犯に対する刑よりも重い法定刑を規定した犯罪をいいます。

結果的加重犯では,思い結果(死亡,怪我など)についての予見は必要ないというのが判例です。
ですから,Aさんが,「Vさんが怪我をしているとは思わなかった」などと言っても通用せず,強制わいせつ罪が成立する可能性があります。

~強制わいせつ致傷罪と身柄解放~

確かに,強制わいせつ致傷罪は重たい罪ですが,身柄解放が認められないわけではありません。
事案によっては,勾留の要件が認められず,身柄解放につながるケースがあります。

本件で一番に着目すべき点は,AさんとVさんとの関係です。
そもそもAさんはVさんの顔や名前,住所,連絡先も知らないはずです。
ということは,AさんがVさんに接触して罪証隠滅行為に及ぶ現実的可能性は低いと言えます。
そのことを主張していけば,身柄解放につながりやすくなります。

他にも,身柄解放のためには,定職に就いていること,家族が監督を誓約していることなどの事情が重要です。

身柄拘束は日常生活に大きな影響を与えるため,一刻も早い身柄解放が望まれます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件を専門に取り扱う法律事務所で,身柄解放等多数の実績を有しています。
ご家族などが強制わいせつ致傷等で逮捕・勾留されたが,一刻もはやく身柄解放して欲しいなどとお考えの方は,ぜひ一度,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(福岡県警察久留米警察署への初回接見費用41,700円)

北九州市八幡西区の強制性交等罪と児童買春・児童ポルノ禁止法違反で逮捕なら弁護士

2018-04-22

北九州市八幡西区の強制性交等罪と児童買春・児童ポルノ禁止法違反で逮捕なら弁護士

Aさんは、女児Vさん(10歳)が13歳未満であることを知りつつ同人と性交し、その様子をスマホで撮影して、動画データを保存して児童ポルノを製造しました。
Aさんは福岡県警察八幡西警察署の警察官に、強制性交等罪及び児童買春児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕されたので、Aさんの家族は刑事事件に強い弁護士初回接見を依頼することにしました。
(平成30年3月20日西日本新聞掲載事案を基に作成)

《 強制性交等罪 》

暴行・脅迫を用いて、13歳以上の者に対して性交等をした者は、刑法第177条の強制性交等罪が成立します。
相手が13歳未満の者であれば、暴行・脅迫を用いないで性交等をした場合でも、強制性交等罪が成立します。
上のAさんは、性交につきVさんの同意があったとしても、強制性交等罪が成立する可能性があります。

《 児童買春・ポルノ禁止法 》

児童買春児童ポルノ禁止法(児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律)は、児童買春行為や児童ポルノの所持や提供、製造等の行為を禁じる法律です。
児童(18歳未満)の者との性交をスマホで撮影する行為は、児童ポルノを製造する行為として、児童買春児童ポルノ禁止法第7条第4号に違反することになります。
上のAさんの行為は児童買春児童ポルノ禁止法違反にあたる可能性が高いでしょう。

また、同法は児童買春行為も禁止していますが、児童買春行為といえるためには、性交等の対償として金銭等の供与や、その約束をしていることが必要となります。
そうすると、上のAさんはVさんとの性交において金銭等の供与やその約束をしているわけではありませんから、児童買春行為には当たりません。

強制性交等罪の法定刑は5年以上20年以下の有期懲役であり、児童買春児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノの製造)の法定刑は3年以下の懲役又は300万円以下の罰金です。
これらの罪で逮捕されると、勾留と合わせて最長23日間の身体拘束を受けます。
この間になされる捜査機関による取調べへの対応を、初回接見により刑事事件に強い弁護士が直接お伝えできます。
児童買春・児童ポルノ禁止法違反強制性交等罪で家族が逮捕された場合には、弁護士法事あいち刑事事件総合法律事務所へ初回接見をご依頼ください。
(初回法律相談:無料)
(福岡県警八幡西署までの初回接見費用:4万1,840円)

北九州市戸畑区の強制わいせつ事件で逮捕 再犯防止に真剣に取り組む弁護士

2018-03-18

北九州市戸畑区の強制わいせつ事件で逮捕 再犯防止に真剣に取り組む弁護士

20代男性のAさんは、路上において20代女性のVさんに対して、「自分はマッサージ師だ」「マッサージの体験モニターになってくれないか」などと声をかけ、ホテルへ女性を連れ込みました。
そしてホテル内でAさんは、マッサージを装って、Vさんの胸を触ったり、キスをしました。
怖くなったVさんは、Aさんの隙をみてホテルから出ていき、そのまま福岡県警察戸畑警察署に被害相談に行きました。
後日、ホテルの防犯カメラなどによりAさんが特定され、強制わいせつ罪の容疑で警察に逮捕されてしまいました。
警察からAさんの逮捕を聞いたAさんの家族は、Aさんが同じ過ちを2度と犯さないためにも再犯防止の対応について考えたいと思い、刑事事件に強い弁護士に相談することにしました。
(2018年2月10日の東スポwebを基にしたフィクションです。)

~強制わいせつ罪と再犯について~

平成28年度版犯罪白書によると、平成27年について有前科者率(刑法犯の成人検挙人員に占める有前科者(道路交通法違反を除く犯罪の前科を有する者)の人員の比率)は、48.0%です。
その中でも、罪名別に見たとき、強制わいせつ罪については有前科者率は29.6%となっています。
強制わいせつ罪で検挙された成人のうち、強制わいせつ罪前科がある人の比率は、8.5%です。

このように一定数の人が再犯してしまう傾向にあるなか、再犯しない、再犯させないためには、「前科になったから本人も反省しているだろう。」などと軽く考えずに、再犯防止の取り組みを継続して行なう必要があると言えるでしょう。
とはいえ、再犯防止と一口に言って、どのようなことに取り組めばよいのかわからない方も多いでしょう。

事例のAさん家族のように再犯防止を考える場合、弁護士に相談することは一つの手です。
弁護士の行う刑事弁護には、犯罪に至った原因の解消に努めて再犯防止を行うことも含まれているためです。

例えば、強制わいせつ罪などの性犯罪の加害者の中には、自己の性的衝動に対するコントロールに関し、何らかの問題を抱えている人がいる場合もあります。
そういった方の再犯を防ぐためには、専門のカウンセリングやクリニックに通院していただく事が考えられます。
弁護士は、被疑者・被告人が強制わいせつ罪や性犯罪を二度と犯さないために、被疑者・被告人とその家族が何に注意して生活していくべきか一緒に考え、必要に応じて、専門の医療機関やカウンセリングにかかることをおすすめしています。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士は、刑事事件専門の法律事務所であり、被疑者・被告人とそのご家族のために再犯防止のためのアドバイスも行っています。
ご家族が強制わいせつ罪で逮捕されてしまいお困りの方、再犯防止について相談したいとお考えの方は、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(福岡県警察戸畑警察署への初見接見費用:40,040円)

福岡県大牟田市の強制性交等致傷事件 逮捕されたら強い弁護士に無料法律相談

2018-02-14

福岡県大牟田市の強制性交等致傷事件 逮捕されたら弁護士に無料法律相談

Aさんは、ダンプカーで走行中、通行人の女性Vさん(23歳)に目が行き、性的関係を持とうと考えました。
そこで、Aさんは抵抗するVさんを無理やりダンプカー内に引きずり込みましたが、その際に怪我をさせてしまいました。
Vさんを車内に引きずり込んだ後、5キロほど離れた場所まで走行し、Vさんを姦淫しました。
Aさんは、福岡県警察大牟田警察署の警察官に強制性交等致傷罪の容疑で逮捕されたので、Aさんの家族は刑事事件に強い弁護士無料法律相談しました。
(最決昭和45年7月28日刑集24巻7号585頁を基に作成。)

《 強制性交等致傷罪 》

平成29年6月の刑法改正により、従来の強姦罪強制性交等罪に改められました。
上の事案の基となった事案では強姦致傷罪が成立していますが、今回は改正後の強制性交等致傷罪で考えてみます。

強制性交等の際、相手方を傷害した場合には、刑法第181条第2項の強制性交等致傷罪が成立します。
強制性交等とは、暴行又は脅迫を用いて「性交等」を行うことをいいますが、ここでの暴行・脅迫は、性交等の手段であることを要します。
そのため、強制性交等罪の行為の開始時期は、暴行・脅迫の開始時になりますが、上の事案では、Aさんの引きずり込みという暴行と、後の姦淫行為との間に時間的・場所的な開きがあります。
このような場合にも強制性交等致傷罪が成立するでしょうか。

上の事案の基になった裁判では、「強姦(現強制性交等)に至る客観的な危険性」が認められることが必要だと考えられました。
つまり、女性をダンプカーの中に引きずり込めば、その後姦淫にまで至るという危険が高いだろうと判断されたわけです。
とはいえ、「強姦(現強制性交等)に至る客観的な危険性」が認められるかは事案次第であり、自動車内に連れ込もうとした段階でこれを認めなかった裁判例も存在します。

強制性交等致傷罪の法定刑は無期または6年以上の懲役であり、起訴された場合には実刑判決となることが多いでしょう。
とはいえ、示談締結被害弁償等の弁護活動により刑罰が軽くなる場合があるため、早い段階で刑事事件に強い弁護士無料法律相談することをお勧めします。
強制性交等罪でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までお問合せください。

(初回法律相談:無料)
(福岡県警察大牟田警察署までの初回接見費用:43,300円)

福岡県うきは市の強制わいせつ罪で逮捕 刑法改正の対応には弁護士

2018-02-09

福岡県うきは市の強制わいせつ罪で逮捕 刑法改正の対応には弁護士

30代男性のAさんは、福岡県うきは市内の商業施設内の男子トイレの個室を覗き(のぞき)ました。
覗き(のぞき)に気づいた男子高校生を、トイレの個室に押し戻して、下半身などを触れるなどのわいせつ行為をしていましたが、男子高校生は激しく抵抗し、その場から逃げ切ることができました。
被害を受けた男子高校生が、福岡県警察うきは警察署に通報したことで、Aさんは強制わいせつ罪の容疑で逮捕されてしまいました。
(2018年1月8日の産経ニュースを基にしたフィクションです。)

~強制わいせつと刑法改正~

強制わいせつ罪」とは、男女問わず、13歳以上の者に対して暴行や脅迫を用いてわいせつな行為を行った場合や、もしくは、13歳未満の者に対してわいせつな行為を行った場合に適用される罪のことをいいます。
強制わいせつ罪にあたる例としては、キスをする・抱きつく・胸を揉む・陰部を触れる、といった行為が多いです。
強制わいせつ罪の法定刑は、「6月以上10年以下の懲役」(刑法176条)となっています。
罰金刑の規定がないため、起訴されて有罪となると、執行猶予が付かない限り刑務所に服役することになります。
もし、上記事例のAさんが強制わいせつ罪で起訴されてしまうと、過去の量刑からは、初犯であれば、3~4年程度の執行猶予判決となることが多いようです。
しかし、同罪の前科前歴のある場合ですと、1年4月~2年4月程度の実刑判決となってしまうおそれもあるようです。

そして、強制わいせつ罪で最も注意すべき点として、平成29年7月から、刑法の改正に伴い、「非親告罪」になったという点です。
今まで、強制わいせつ罪は「親告罪」とされていたので、起訴するためには、被害者からの告訴が必要でした。
たとえ強制わいせつ罪逮捕されたとしても、被害者との間で示談等を成立させて告訴を取り下げてもらうことで、起訴されるのを防ぐことができました。
しかし、刑法の改正に伴い、強制わいせつ罪が「非親告罪」となったため、被害者からの告訴がなかったとしても起訴することが可能となりました。
また、法改正の前に、強制わいせつ罪に該当する行為をしていた場合も、告訴無しで起訴することが可能となりました。
法改正の前後に関係なく、わいせつな行為に身に覚えのある方は、一度弁護士に相談してみることをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所弁護士は、強制わいせつ罪などの刑事事件を専門で取り扱っている法律事務所です。
ご家族が強制わいせつ罪で逮捕されお困りの方、刑法改正前のわいせつ事件で無料法律相談をしたいとお考えの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までお問合せください。
(福岡県警察うきは警察署への初見接見費用:45,240円)

【福岡県飯塚市の刑事事件】強制性交等未遂罪で逮捕されたら刑事事件に強い弁護士に相談を

2017-11-18

福岡県飯塚市に住むAは、女性に暴行を加え性交渉しようとしましたが、女性に抵抗されたので未遂に終わりました。
後日、Aは、福岡県飯塚警察署に強制性交等未遂罪の容疑で逮捕されました。
Aの家族は刑事事件に強い弁護士に相談することにしました。
(平成29年10月27日西日本新聞掲載事案を基に作成)

<< 強制性交等罪 >>                           
平成29年の刑法改正により、従来の強姦罪は強制性交等罪と改められました。
これまでの強姦罪は、女性の性的自由を保護するための法律だったので、被害者となるのは女性に限られていましたが、この法改正によって、性別を問わず被害者になり得るようになりました。
また、従来の強姦罪の「姦淫」という文言が「性交等」に改められ、かつては強制わいせつ罪にとどまっていた行為にまで処罰対象が広がりました。
さらに、被害者等の告訴がなければ提訴できない親告罪からそうでない非親告罪に改められました。

強制性交等罪は、暴行・脅迫を手段として性交等を行う罪ですので、性交等を行うための暴行・脅迫を開始したときが強制性交行為の開始時となります。
Aの場合、女性に対して暴行を加えただけで性交等に至っていませんが、性交渉を目的として暴行しているのであれば、強制性交等罪の着手が認められ、強制性交等未遂罪が成立する可能性が大です。

強制性交等罪の罰則規定は、5年以上の有期懲役で、強姦罪の3年以上の有期懲役よりも厳罰化されていますので、例え初犯であっても執行猶予が付かない判決になる可能性が非常に高いと言えます。
しかし、逮捕後すぐに弁護士を選任し、被害者と示談することによって、告訴の取り下げによる不起訴や、起訴されても執行猶予付の判決となる可能性が生まれます。

強制性交等罪のような性犯罪においては、被害者が直接加害者と会うことを拒否するケースがほとんどですので、示談交渉は刑事事件に強い弁護士に任せることをお勧めします。
強制性交等未遂罪で逮捕された場合には、示談交渉に強い弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にまでご相談ください。
(法律法律相談:無料)
(福岡県飯塚警察署までの初回接見費用:4万200円)

強制わいせつ等性犯罪の判例変更?刑事事件に強い弁護士に質問!

2017-10-29

強制わいせつ等性犯罪の判例変更?刑事事件に強い弁護士に質問!

Aさん(男性)は、会社の上司であるVさん(女性)から罵られたので復讐を決意しました。
Aさんは自宅にVさんを呼び出し、報復目的でVさんを脅迫して全裸にさせ、写真を撮りました。
Aさんは、福岡県門司警察署の警察官に強制わいせつの疑いで逮捕されました。
Aさんの家族は、性犯罪などの刑事事件に強い弁護士に相談しました。
(最判昭和45年1月29日刑集24巻1号1頁の事案を基に作成)

<< 強制わいせつ罪 >>

強制わいせつ罪は、暴行・脅迫を用いてわいせつな行為をした場合に成立する犯罪です。
わいせつな行為の例として、全裸の写真を撮ったり、無理やりキスしたりすることなどがあります。
強制わいせつ罪の成立には、わいせつな目的、すなわち性欲を刺激、興奮、または満足させるという性的目的があることが必要だと、過去の判例からは考えられています。

上の事案では、AさんはVさんを全裸にさせて写真を撮ることにつき報復目的しかなく、性的目的がありません。
そのため、AさんはVさんにわいせつ行為を行ってはいますが、性的目的がないので強制わいせつ罪は成立しません。
脅迫により義務のないことをさせたとして強要罪が成立するにとどまります。

ところが、近年性犯罪が増加し、厳正な対処が求められるとして、強制わいせつ罪の成立に性的目的は不要だという意見があります。
この問題につき、最近、検察官が「性的目的は不必要」だとして争っている事件の最高裁が開かれ、結審しました。
予定では、裁判官15人全員で審理する大法廷が開かれるそうです。
大法廷などは判例変更する場合などに開かれますので、最高裁が過去の判例変更を行い、性的目的は不要と判断する可能性が高いと言えます。

現段階では判例変更はされていませんので、未だ強制わいせつ罪の成立には性的目的があることが必要です。
性的目的がないのに強制わいせつ罪で逮捕された場合、性的目的を有さないことを主張するために、どのような事実を主張していかなければならないかは一般人には判断が困難です。
そのような場合には、刑事事件に強い弁護士に相談することをお勧めします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、強制わいせつ事件を多数取り扱っており、知識・経験の蓄積があります。
強制わいせつ事件でお困りの方は、当事務所までご相談ください。

(相談費用:初回無料)
福岡県門司警察署までの初回接見費用:4万1,940円)

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