Archive for the ‘少年事件’ Category

少年と大麻 

2019-01-15

少年と大麻 

福岡県久留米市に住む大学生のA君(19歳)は,知人B君からこれ「マリファナ」「使ってごらん」と言われ,興味本位から,B君から乾燥大麻を受け取り,巻紙に巻いて吸っていたところ,福岡県久留米署の警察官の職務質問に遭いました。そして,A君は,B君から受け取った乾燥大麻の一部を所持していたことから大麻取締法違反(所持)の容疑で現行犯逮捕されました。逮捕の知らせを受けたA君の両親は,少年事件・薬物事件に強い弁護士に,A君との接見を依頼しました。
※少年=20歳未満の男女
(フィクションです)

~ 使用罪が処罰されないのはなぜ? ~

大麻取締法は所持罪について以下の規定を設けています。

3条1項
 大麻取扱者でなければ大麻を所持し,栽培し,譲り受け,譲り渡し,又は研究のため使用してはならない。

24条の2第1項
 大麻を,みだりに,所持し,譲り受け,又は譲り渡した者は,5年以下の懲役に処する。

他方で,覚せい剤と異なり,使用罪については規定がありません。理由はいろいろあるようですが,一番大きな理由は,私たちの生活に関係しているようです。すなわち,七味唐辛子の麻の種は元々は大麻草から取れたもの,神社にあるしめ縄の原材料の麻は大麻草の茎から作られていると言われていますが,七味唐辛子もしめ縄も日常生活で使われています。これは,成熟した種や茎は幻覚成分がなく安全とされているからです。他方で,その作成過程では,少なからず生産者の方々が幻覚成分を吸引してしまう可能性があり,使用を処罰するとすると,これらの方々を処罰しなければならず不都合が生じます。そこで,大麻取締法では使用罪の処罰規定を設けていないのです。

ただ,このことは大麻取締法が大麻を合法と認めたわけではないということは言うまでもありません。使用行為の前提として必ず所持行為があります。上記のとおり,大麻取締法は所持行為等を処罰の対象としています。A君も,所持罪で逮捕されています。

~ 少年と大麻 ~

平成29年度版犯罪白書によれば,大麻取締法違反で,検察庁に送致された少年の人数は以下のとおりです。

【平成16年 221人,平成17年 174人,平成18年 187人,平成19年 178人,平成20年 227人,平成21年 211人,平成22年 164人,平成23年 81人,平成24年 66人,平成25年 58人,平成26年 77人,平成27年 144人,平成28年 206人】

近年の傾向としては,平成23年以降100人代を切りましたが,平成27年,平成28年と連続して100人を超え一気に増加している点が気になるところです。
 
少年大麻をはじめとする薬物に手を染めてしまうケースの多くは,薬物に関する知識が浅はかなまま興味本位で,とか,周りの人間の誘いを断れなかった場合です。A君のように,タバコ感覚で大麻に手を出してしまう少年も多くいるようです。また,最近は,ネット社会ということもあり,大麻の売人から直接購入するというよりかは,インターネット上で購入するとうケースも増え,とたんに薬物の世界に足を踏み入れてしまうということにもなりかねません。

~ A君の今後 ~

少年であっても逮捕されないという保証はありません。また,事案によっては拘束期間が長期に及んだり,弁護士以外の者との接見(面会)を禁じる接見禁止決定が出る場合もあります。
A君は,逮捕から48時間以内に検察庁に送致する手続が取られ,送致を受けた検察官は,送致を受けたときから24時間以内に勾留請求するか,勾留に変わる観護措置請求をするか判断します。仮に,前者の判断をした場合,今度は請求を受けた裁判官がA君を勾留するかしないかを判断します。なお,検察官が予備的に勾留に変わる観護措置請求をしていれば,裁判官が勾留に変わり,勾留に変わる観護措置決定を出す場合があります。
勾留すると判断された場合,A君は,裁判官が指定した場所(通常は警察署の留置施設)に身柄を拘束されます。期間は,はじめ,勾留請求の日から10日間です。観護措置の判断をされた場合,A君は,少年鑑別所に収容されます。期間は,請求の日から10日間で,勾留の場合と異なり延長は認められていません。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,大麻をはじめとする薬物事件少年事件専門の法律事務所です。お子様,ご家族が大麻などの薬物で逮捕されお困りの方は,0120-631-881までお気軽にお電話ください。24時間無料法律相談初回接見サービスを受け付けております。

少年事件【暴行罪】 審判不開始なら刑事専門の弁護士 福岡県飯塚市

2018-12-28

少年事件【暴行罪】 審判不開始なら刑事専門の弁護士 福岡県飯塚市  

福岡県飯塚市に住む少年A君(17歳)は,同級生のV君に対して暴行した暴行罪福岡県飯塚警察署の捜査を受けました。その後,事件は福岡地方検察庁飯塚支部福岡家庭裁判所直方支部へと送致されました。A君の両親は審判不開始決定のため,少年事件に強い弁護士に刑事弁護を依頼しました。
(フィクションです)

~ 少年審判,審判不開始決定 ~

少年審判とは,家庭裁判所において,少年が本当に非行(罪)を犯したかどうかを確認した上で,非行の内容や少年個々人が抱える問題点に応じて,少年に対する適切な保護処分を決めるための手続きです。保護処分には,「少年院送致」,「児童自立支援施設等への送致」,「保護観察」があります。しかし,家庭裁判所は,全ての事件について少年審判を開いているわけではありません。ときに,少年審判を開かない決定,つまり,審判不開始決定を出すことがあります。

~ 審判不開始決定の要件とは? ~

審判不開始決定の要件は少年法19条1項に定められています。条文を確認しましょう。

少年法19条1項

家庭裁判所は,調査の結果,審判に付することができず,又は審判に付するのが相当でないと認めるときには,審判を開始しない旨の決定をしなければならない。

「調査の結果」とありますが,誰が調査の主体となるかというと家庭裁判所に所属する家庭裁判所調査官です。家庭裁判所調査官は,家庭裁判所から命じられて,少年,保護者又は参考人の取調その他の必要な調査を行うことができます(少年法8条2項)。審判に付することができないときとは,非行事実の存在の蓋然性がない場合,審判に付するのが相当でないと認めるときとは,事案が軽微であったり,少年が十分に反省しており,更生のための環境が整っているなど少年の要保護性が低い場合などです。

弁護人(付添人)としては,少年に反省を促し,少年の更生のための環境を調整するなどしてその結果を家庭裁判所調査官にアピールし,審判不開始決定の獲得を目指します。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件,少年事件専門の法律事務所です。少年審判を回避したい,審判不開始決定を獲得したいなどとお考えの方,その他少年事件でお困りの方は,まずは弊所の無料法律相談のご利用をご検討ください。

少年事件 少年法の目的から少年法の全体図を福岡の刑事弁護士が俯瞰

2018-12-23

少年事件 少年法の目的から少年法の全体図を福岡の刑事弁護士が俯瞰 

福岡市城南区の学校に通うAさん(17歳)は暴行罪で福岡県早良警察署での取調べを受け,その後事件は検察庁を経て家庭裁判所へ送致されました。Aさんは家庭裁判所で少年審判を受け,保護観察の保護処分を受けました。
(フィクションです)

~ はじめに ~

少年とは20歳未満の男女をいいます。少年が刑事事件を起こした場合は少年法が適用されます。そこで,本日は,少年法にはいったいどんなことが規定されているのか,少年法の目的からその全体像を俯瞰してみたいと思います。

~ 少年法の目的とは ~

少年法1条には次のように規定されています。

(この法律の目的)
少年の健全な育成を期し,①非行のある少年に対して②性格の矯正及び環境の調整に関する保護処分を行うとともに,③少年の刑事事件について特別の措置を講じることとを目的とする

~ ①から③について ~

次に,①から③を細かくひも解いていきます。

① 非行のある少年

「罪を犯した少年」と規定していないのが特徴です。つまり,少年法は本来,刑事責任能力のない14歳未満の少年(触法少年),現在は非行を犯していないが将来犯すおそれのある少年(虞犯少年)をも対象にしているため,あえて「非行のある少年」としているのです。

② 保護処分

少年法の基本は,少年の性格の矯正,環境調整を行って少年の更生,再犯防止を図ることです。保護処分には,「保護観察」「児童自立支援施設又は児童養護施設への送致」「少年院送致」の3種類があり,少年審判により決定されます。

③ 特別の措置

②の基本に対する特別措置です。つまり,少年であっても少年審判ではなく,成人と同様の刑事裁判を受けることがあることを指しています。刑事裁判で有罪とされれば,年齢により異なりますが,死刑,懲役刑,罰金刑などの刑罰を受けることがあります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件,少年事件専門の法律事務所です。少年事件でお困りの方は0120-631-81までお電話お待ちしております。無料法律相談等,24時間受け付けております。

薬物(シンナー)で少年が逮捕され接見なら刑事弁護士 福岡県柳川市

2018-11-01

薬物(シンナー)で少年が逮捕され接見なら刑事弁護士 福岡県柳川市

福岡県柳川市に住む少年A(18歳)君は,シンナーを摂取した毒物及び劇物取締法違反の件で福岡県柳川警察署に逮捕されました。A君の両親は,一日でも早くA君を釈放してもらいたいと思い,少年事件専門の弁護士接見を依頼しました。
(フィクションです)

~ シンナーに関する少年の検挙補導人員数(福岡県) ~

福岡県のシンナーに関する少年の検挙補導人員数は,平成25年まで14年連続全国1位でしたが,平成26,27年は1人(全国でそれぞれ15人,11人),平成28年は0人となり減少傾向にあります。シンナーの摂取等に関する禁止規定は「毒物及び劇物取締法」に規定されています。同法3条の3には,「(略)毒別又は劇物(略)であって政令で定めるものは,みだりに摂取し,若しくは吸入し,又はこれらの目的で所持してはならない」と規定され,法定刑1年以下の懲役若しくは50万円以下の罰金,又は併科です。

~ 薬物・少年事件と刑事手続 ~

警察の事情聴取では,シンナーの入手経緯,摂取状況,常習性等につき詳しく聴取されることとなります。その後,事件は検察庁,家庭裁判所へと送られることになります。調査の結果,シンナー薬物に対する依存性・親和性が認められず,更生に向けた環境が整っていると認められる場合などは「審判不開始」決定が出されることがあります。他方,シンナー薬物に対する依存性・親和性が顕著で,少年の更生が必要と判断された場合は,少年審判が開かれた上で「少年院送致」「保護観察」などの保護処分が出されることになります。なお,犯罪を犯した少年に対しては保護処分を下されるのが通常で,上で述べた刑罰を課されるのは極めて例外です。

~ 薬物事件で逮捕されたら少年事件弁護士 ~

シンナーの検挙補導人員は減少傾向にあるものの,覚せい剤大麻などの検挙補導人員は後を絶ちません。お子様が薬物事件で逮捕されたら,釈放,少年審判に向けての対応は刑事事件少年事件専門のあいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご用命ください(★少年事件専門サイトはこちら★)。土日・祝日を問わず24時間初回接見サービス無料法律相談を受け付けております。

福岡市西区 14歳少年が痴漢 逮捕回避なら刑事弁護士に無料相談

2018-10-22

福岡市西区 14歳少年が痴漢 逮捕回避なら刑事弁護士に無料相談 

A君(14歳)は,今年9月,福岡市西区の路上で,2回に渡り,別々の女性に対し痴漢をしました。A君としては,このまま親に秘密にしておくことができず,ある日突然告白しました。A君の親は,今後どうしていいかわからず,刑事事件専門の弁護士に無料相談を申込みました。
(フィクションです)

~ 痴漢と少年事件 ~

痴漢といっても,その態様によっては条例違反に問われることもあれば,強制わいせつ罪に問われることもあります。ちなみに,前者の法定刑は6月以下の懲役又は50万円以下の罰金,後者は6月以上10年以下の懲役です。ただ,少年の場合,基本的には,ただちにこれらの刑罰を科されることはありません。

少年だからといって逮捕されないという保証はどこにもありません。実際,10月9日,福岡市西区の少年が痴漢で逮捕されました。逮捕されれば,少年やご家族の日常生活は大きく狂います。よって,A君の場合,警察に自首・出頭するなどして逮捕回避のための措置を講じる必要があります。逮捕を回避できれば,学校などに痴漢を起こした自体を秘密にできる可能性もあります。ですから,お子様から刑事事件を起こした,関わったなどと打ち明けられた場合は早め早めに弁護士に無料相談されることをお勧めいたします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,土日・祝日を問わず24時間無料相談を受け付けております(フリーダイヤル0120-631-881)。基本的に無料相談の時間制限は設けておりません(弁護士のスケージュールしだいで制限させていただくことはあります)。お気軽にお電話ください。

福岡県宮若市 少年が路上強盗 少年事件の対応なら刑事弁護士

2018-10-15

福岡県宮若市 少年が路上強盗 少年事件の対応なら刑事弁護士

Aさん(15歳)は,路上を歩いていたVさんに対し,「金を出せ」等と言って脅し,顔などを殴って現金約6,000円を奪った路上強盗の件で,福岡県直方警察署強盗罪で逮捕されました。Aさんの両親は,今後のことが心配になり,少年事件に慣れた弁護士刑事弁護を依頼しました。
(平成30年9月11日産経ニュース掲載事案を参考しにして作成)

~ 路上強盗 ~

路上強盗という罪はなく,正式には強盗罪刑法236条)です。刑法には,暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した場合に成立する旨規定されています。強盗罪のいう「暴行」や「脅迫」は,暴行罪や脅迫罪のそれとは意味が異なり,相手方の反抗を抑圧する程度のものであることが必要と解されています。反抗抑圧の程度は,犯行の時刻・場所,その他の周囲の状況,凶器使用の有無,凶器の形状性質,犯行の態様・手段,犯人・相手方の性別・年齢,体力などを総合的に考慮して判断されます。反抗を抑圧する程度ではないと判断された場合は恐喝罪刑法249条)となる場合もあります。

~ 少年事件における弁護活動 ~

少年事件における主な弁護活動は以下のとおりです。
1 逮捕,勾留段階
  関係機関に意見書などを提出するなどして,釈放に向けた弁護活動を行います。
2 家庭裁判所送致後
  ご家族様はもちろん,家庭裁判所調査官,場合によっては学校などの関係機関,関係者と協議するなどして少年の環境調整に努めます。  これは,少年事件の場合,少年審判において「少年院送致」「保護観察」「児童自立支援施設または児童養護施設送致」のいずれかの保 護処分が下されることが予想されるところ,釈放後の環境が整っていればいるほど保護観察という軽い保護処分を受ける可能性が高くなる からです。また,場合によっては保護処分すら下されない「不処分」の決定が出る場合もあります。なお,場合によっては,1と同様,少 年の釈放に向けた弁護活動も行います。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件少年事件専門の法律事務所です。弊所では,これまで多数の少年事件を取り扱っており,少年事件における知識・経験とも豊富です。少年事件でお困りの方は,まずは0120-631-881までご連絡お待ちしております。

【北九州市小倉北区 傷害致死事件】逆送回避なら少年事件の弁護士

2018-10-05

【北九州市小倉北区 傷害致死事件】逆送回避なら少年事件の弁護士

Aさん(17歳)は傷害致死罪福岡県小倉北警察署に逮捕されました。Aさんは,20歳未満の少年でしたが,警察から「少年でも刑事裁判を受け,刑事罰を受ける可能性がある」と聞いたAさんの両親は,少年事件に強い弁護士刑事弁護活動を依頼することにしました。
(フィクションです)

~ 傷害致死罪(刑法205条) ~

本罪は,(人の)身体を傷害し,よって人を死亡させた場合に成立する犯罪で,法定刑は3年以上の有期懲役です。そして,傷害の故意(人に怪我させてやろうという意図)には暴行の故意(怪我させるまでの意図はない意図)も含まれると解されていますので,本罪が成立するのは,
1 傷害の故意で人を傷害したところ,その傷害から更に死亡の結果を発生させた場合
2 暴行の故意で人に暴行を加えたところ,傷害の結果が生じ,その傷害から更に死亡の結果を発生させた場合
の2通りが考えられます。

~ 逆送とは? ~

刑事事件を起こした少年については,少年の再犯防止・更生に主眼が置かれ,原則として刑事罰(本件でいえば懲役刑)を受けることはありません。ただし,一定の要件を満たした場合は,成人と同様の手続に乗っ取り,刑事罰を受ける場合があります。その第一歩となるのが,家庭裁判所の逆送決定です。少年法では,逆送の決定を出せる場合として以下の3つを挙げています。
1 本人が20歳以上であることが判明したとき(少年法19条2項)
2 死刑,懲役又は禁錮に当たる罪の事件について,刑事処分を相当と認めるとき(少年法20条1項)
3 故意の犯罪行為によって被害者を死亡させた罪の事件であって,犯行時に16歳以上であるとき(少年法20条2項)
逆走決定を受けた場合,家庭裁判所に送致されていた事件が検察庁へ送致(逆送)され,その後は成人と同様の刑事手続で進められます。3事件は「原則逆送」事件と呼ばれており,諸事情を考慮し,刑事処分以外の措置が相当と認められる場合は,逆送されない場合もあります(少年法20条2項但書)。

逆送が見込まれる事件で,逆送回避をご検討中の方は少年事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談下さい。24時間,無料法律相談初回接見サービスの受付を行っています。
(福岡県小倉北警察署までの初回接見費用:37,800円)

少年の万引きで釈放なら刑事事件に強い弁護士 北九州市若松区

2018-09-22

少年の万引きで釈放なら刑事事件に強い弁護士 北九州市若松区 

福岡県北九州市若松区のAさん(16歳)は,コンビニで万引きをした件で,福岡県若松警察署窃盗罪で逮捕されました。
逮捕後は,「勾留に代わる観護措置」の結果,Aさんは少年鑑別所に収容されました。
Aさんの両親は,なんとかAさんを少年鑑別所から釈放したいと刑事少年事件に強い弁護士に相談しました。
(フィクションです)

~ 少年院・少年鑑別所 ~

少年院とは,少年審判で少年院送致という保護処分が出た後に収容される施設で,少年に対する矯正教育を目的としています。
他方,少年鑑別所とは,保護処分が出る前に収容される施設で,少年審判に向けて,少年の資質や性格などの調査を行うことを目的しています。

~ Aさんを釈放するには? ~

Aさんは,現在,「勾留に代わる観護措置決定」(少年法43条2項,17条1項2号)により少年鑑別所に収容されています。これは,Aさんの万引き事件が家庭裁判所に送致される前の少年に対する身柄措置の一種で,期間は,検察官が万引き事件の送致を受けた日から10日間と決まっています(少年法45条4号,44条3項)。もちろん,この決定に対しては,準抗告申立てなどの不服申し立て手段を取ってAさんの釈放を求めていくことが可能です(少年法45条4号,刑事訴訟法429条1項2号)。
仮に,不服申し立てが認められず,万引き事件が家庭裁判所に送致された場合,Aさんは引き続き少年鑑別所に収容されたままになります(少年法17条7項)。よって,Aさんの釈放を求める場合,Aさんの万引き事件が家庭裁判所に送致される前か同時期に,家庭裁判所に対して意見書等を提出するなどする必要があります。
家庭裁判所送致後の少年鑑別所における収容期間は,はじめ裁判所に万引き事件の送致があった日から2週間で,特に継続の必要があるときは1回に限り更新することができます(また,特別事由がある場合は,さらに2回の更新が認められています)(少年法17条3項,4項)。仮に,意見書等を提出してもAさんが釈放されなかった場合は,さらに異議申立てにより釈放を求めていくことが可能です(少年法17条の2第1項)。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,0120-631-881でご相談を受け付けております。
(福岡県若松警察署までの初回接見費用:43,140円)

【少年】福岡市西区 万引き事件 釈放なら少年事件専門の弁護士  

2018-09-06

【少年】福岡市西区 万引き事件 釈放なら少年事件専門の弁護士  

少年A君(16歳)は,万引きで逮捕されました。その後,A君の身柄は福岡県西警察署に引き継がれました。
A君の母親は,A君の釈放少年事件に強い弁護士に依頼しました。
(フィクションです)

~ 逮捕後の流れと釈放活動 ~

逮捕後の流れとそれに対応した釈放活動は以下の通りです。

1 勾留された場合
  逮捕(警察の留置施設等)→検察官送致→勾留(留置施設等)→家庭裁判所送致(少年鑑別所
  逮捕から検察官送致,検察官送致から勾留請求まで時間があります。
  したがって,この間に,警察,検察,裁判所に働きかけて少年の釈放を求めていきます。
  また,仮に万引きで勾留された場合,その期間は最大で20日間ですが,その間にも,検察や裁判所に働きかけて少年の釈放を求めていきます。
  なお,勾留後,少年の身柄が事件とともに家庭裁判所へ送致(同行)された場合,必要と認められたときは送致から24時間以内に観護措置がとられ,少年は少年鑑別所に収容されます。
  ここでも検察や家庭裁判所に働きかけて少年の釈放を求めていきます。
  また,仮に観護措置決定が出た後でも,裁判所に働きかけて釈放を求めていくことは可能です。

2 勾留に代わる観護措置決定が出た場合
  逮捕(警察の留置施設等)→検察官送致→観護措置決定(少年鑑別所)→家庭裁判所送致(少年鑑別所)
  少年事件の場合,検察官は勾留に代わる観護措置請求をすることができます。
  観護措置決定が出ると少年は少年鑑別所に収容されます。
  拘束期間は10日間期間の延長は認められていません
  ただし,身柄を拘束するという点では勾留と同じですから,やはりここでも検察や裁判所に働きかけて釈放を求めていきます。
  また,この場合,事件が家庭裁判所に送致されれば,自動的に観護措置の手続が取られます。つまり,少年は少年鑑別所に収容されたままになります。
  よって,引き続き少年鑑別所に収容されたくない場合は,家庭裁判所送致の日を確認し,その日に合わせて検察や裁判所に働きかけていく必要があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は万引きをはじめとする少年事件を専門の法律事務所です。
万引きなどの少年事件で釈放をご検討中の方は,ぜひ一度,弊所までご連絡ください。
福岡県西警察署までの初回接見費用:37,100円)

【少年】福岡県嘉麻市のぐ犯少年 少年事件に強い弁護士に無料相談

2018-08-24

【少年】福岡県嘉麻市のぐ犯少年 少年事件に強い弁護士に無料相談

福岡県嘉麻市に住むAさん(16歳)は高校を退学後,両親との折り合いが悪く,家出をしていました。
Aさんは家出中,風俗で働いたり,援助交際をしたりして生活費や遊ぶお金を稼いでいました。
しかし,ある晩,Aさんは警察官に補導され,家庭裁判所にぐ犯少年として送致されました。
Aさんの両親は,今後のことが不安になって少年事件専門の弁護士無料相談を申込みました。
(フィクションです)

~ ぐ犯少年とは ~

ぐ(虞)犯少年とは,次の少年法3条1項3号イないしニに定められている事由があって,その性格または環境に照らし合わせて,将来罪を犯し,または刑罰法令に触れる行為をするおそれがある少年(20歳未満の者)のことを言います。
ぐ犯少年であるかどうかは,1回限りのぐ犯事由の該当行為や行状だけでは判断されず,飲酒,喫煙,怠学,風俗での稼働・援交の事実等の外部的行状に加えて本人の性格,環境などに照らし総合的に判断されています。
ぐ犯少年の取り扱いは,年齢により異なります。
・14歳未満の者=児童相談所に通告
・14歳以上18歳未満の者=家庭裁判所へ送致,通告OR児童相談所に通告
・18歳以上20歳未満の者=家庭裁判所に送致又は通告

児童相談所へ通告された場合でも,最終的に家庭裁判所へ送致されることがあります。
また,家庭裁判所に送致された場合,少年審判を受けなければなりません(少年法3条1項3号)。
少年審判が開かれれば「少年院送致」「保護観察」「児童自立支援施設・児童養護施設送致」という保護処分が下されるおそれがあります。
また,少年が保護のため緊急を要する状態であって,その福祉上必要であると認めるときは同行状が発せられ,少年鑑別所に収容されることもあります(少年法12条1項,17条1項2号)。
ですから,ぐ犯少年だからといって安心はできません。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事事件少年事件専門の法律事務所です。
刑事事件少年事件でお困りの方は0120-631-881までお気軽にお電話ください。
福岡県嘉麻警察署までの初回接見費用:43,900円)

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