財産事件【詐欺罪】で逮捕なら刑事事件に強い福岡の弁護士に弁護を依頼
福岡県大牟田市に住むAさんは,某アイドルグループのCDを持っていないにもかかわらずインターネットオークションを通じてCDを売るとVさんに嘘を言い,現金約30万円をAさんの銀行口座に振り込ませました。Vさんが福岡県大牟田警察署に被害届を出したことでAさんは詐欺罪で逮捕されました。Aさんの家族は,刑事事件に強い弁護士に刑事弁護を依頼しました。
(平成30年7月31日共同通信掲載事案を参考に作成)
~ 詐欺罪(刑法246条1項) ~
刑法246条1項の詐欺罪は,人を欺いて財物を交付させた場合に成立するとされています。これを,もう少し詳しく分解すると,詐欺罪の成立には,①欺罔行為,②①による被害者の錯誤,③②に基づく財物の交付・移転,④③による損害の発生という客観的要素が必要となります。
これを上の事案に当てはめてみると,まず,AさんがCDを持っていないにもかかわらず,VさんにCDを売ると嘘を言ったことが①欺罔行為です。これにより,Vさんは,AさんからCDを引き渡してもらえるとの②錯誤に陥り,それによって,Aさんの銀行口座に30万円を振り込むという③財物を交付・移転しており,④30万円の損害も発生しています。そうすると,Aさんには詐欺罪が成立する可能性が高いです。
~ 詐欺罪における刑事弁護 ~
= 事実を認める場合 =
まずは,被害者と連絡を取り合い,謝罪や被害弁償の意向を伝えます。そして示談交渉を行って示談成立を目指します。示談を成立させることができれば,不起訴処分や執行猶予を獲得できる可能性を上げることができます。また,身柄拘束されている場合は,身柄釈放活動も必要です。
= 事実を認めない場合 =
オークション詐欺の場合「売るつもりだった」などと詐欺罪の「故意」を否認するケースが多いです。その場合は,いくらその主張を重ねても無意味ですから,その主張を基礎づける事実,その事実を裏付ける(証明する)証拠(例えば,他人からCDを安くで手に入れていたのであれば,その際の領収書など)を主張,提出していく必要があります。また,身柄拘束されている場合は,身柄釈放活動も必要です。
ご家族などが詐欺罪で逮捕されお困りの方は0120-631-881までお気軽にお電話ください。
(福岡県大牟田警察署までの初回接見費用:弊所までお問い合わせ下さい)