交通事故多発?~福岡県、佐賀県~

2019-08-27

交通事故多発?~福岡県、佐賀県~

佐賀県神埼市に住むAさんは、普通乗用自動車を運転して佐賀県神埼市内の国道34号線の道路を走行中、交差点を右折したところ、同交差点を青色信号表示に従って直進してきたVさん運転の普通乗用自動車に自車を衝突させてしまい、Vさんに加療約3週間の怪我を負わせてしまいました。Aさんは、佐賀県神埼警察署に過失運転致傷罪の容疑で事情を聞かれることになりました。Aさんは、今後のことが不安で刑事事件専門の弁護士に無料法律相談を申し込みました。
(フィクションです。)

~ はじめに ~

先日、7月19日、東洋経済データベースより

交通事故が特に起こる自治体ランキング300(2017年中、1000人当たりの交通事故件数)

が発表されました。

調査の対象となった自治体は、

全国の市と東京都の特別区を含む815自治体のうち810自治体(通勤や通学などで人口が集中し、昼間の人口が夜間の人口の2倍以上になる千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区は除外)

とのことです。
それによると、以下のとおり、佐賀県福岡県の自治体が軒並み上位にランクインしており(上位20位の中、8つの自治体が佐賀県福岡県の自治体・・・(泣))、不名誉な記録を打ち出してしまっています。

1位  佐賀県神埼市  12(2017年中、1000人当たりの交通事故件数)
3位  佐賀県佐賀市  9.9
4位  佐賀県小城市  9.9
9位  佐賀県鳥栖市  9.1
11位 福岡県田川市  8.5
12位 福岡県直方市  8.4
15位 福岡県久留米市 8.3
15位 福岡県飯塚市  8.3

ちなみに、福岡県北九州市は26位の「7.5」、福岡県福岡市は43位の「6.9」でした。

~ 地方で交通事故が多い理由 ~

一般的には、公共交通機関の未発達が大きな理由に挙げられるのではないでしょうか?
公共交通機関の未発達⇒自家用車の保有台数増⇒交通事故発生増、という流れができやすくなることは確かです。

また、それに加えてその地域の特殊性も加味しなければなりません。
今回、1位にランクインした佐賀県神埼市は、西は佐賀県佐賀市、南は福岡県久留米市、東は(みやき町を一つ間に挟んで)佐賀県鳥栖市に囲まれた位置にあります。これらの自治体がいずれも上位20以内に属しているのですから、これらの自治体に囲まれた佐賀県神埼市が1位にランキングすることも致し方ないかな?とも思います。また、佐賀県神埼市から福岡県福岡市までは高速で40分~50分と生活圏内です。よって、こうした大都市圏からの車の流入の多さも交通事故が多発する理由の一つとなっています。

~ 交差点での事故 ~

交差点での事故では、直進車対右折車のいわゆる「右直事故」も多いと言われています。今年5月の、園児などが死亡するなどした滋賀県大津市での交通事故もこの右直事故でした。

交差点における直進車と右折車の交通事故においては、通常、

直進車が優先

です。したがって、交差点における直進車と右折車の交通事故の場合、右折車の運転者に過失有りとされることが多いかと思います。これは、道路交通法37条が

車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両があるときは、当該車両等の進行を妨害してはならない

としているところに根拠があります。
これを直進車の運転者側から解釈すると

右折車両が交通法規(道路交通法37条)に従って停止し、自車の通過を待つものと信頼して進行することが許されている

ということができます。

しかしながら、どのような場合でも右折車の運転者に過失があり、直進車の運転者には過失がないというわけではありません。例えば、直進車の運転者が法外な速度で交差点に進入してきた場合などです。そのような場合、右折車の運転者において、法外な速度で交差点に進入してくることまで予測して、安全を確認すべき注意義務(過失)はないとされます。

~ おわりに ~

交差点では特に交通事故が起きやすいと言われています。今回、ランキングが発表されたことをきっかけに、上位にランキングされた自治体で車を運転する際には特に注意が必要です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件、少年事件を専門とする法律事務所です。刑事事件、少年事件でお困りの方は、まずは、お気軽に0120-631-881までお電話ください。無料法律相談初回接見サービスを24時間受け付けております。

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