福岡県糟屋郡の危険運転致傷罪で逮捕 刑事事件に強い弁護士が初回接見
Aさんは、薬物の影響で正常な運転が困難な状態であるのに、軽乗用車を運転しました。
その結果、交差点で、自分の進行方向が赤になっているのに気づかず進行し、横断歩道を渡っていた通行人を撥ね、けがをさせました。
Aさんが福岡県警察粕屋警察署の警察官に危険運転致傷罪の容疑で逮捕されたので、Aさんの家族は刑事事件に強い弁護士に初回接見を依頼することにしました。
(平成30年2月1日西日本新聞掲載事案を基に作成)
《 危険運転致傷罪 》
近年、交通事故において、飲酒運転や妨害運転など事故原因が悪質な加害者に対して厳罰化を望む声が高まっています。
そこで、「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」が新たに制定されることになりました。
危険運転致傷罪は、この法律の規定の一つです。
危険運転により人を負傷させた場合には危険運転致傷罪が成立しますが、危険運転には色々な種類があります。
危険運転の例として、酩酊・薬物運転、制御困難運転、未熟運転、妨害運転、信号無視運転、通行禁止道路運転、準酩酊・準薬物運転、病気運転があります。
上の事案のAさんの運転は、薬物の影響で正常な運転が困難であるにもかかわらず運転したということで薬物運転にあたると考えられます。
ここでの「薬物」は、大麻や覚せい剤のみならず、副作用で眠気を誘発するような一般の市販薬も含まれます。
赤信号に気づかなかったとして信号無視運転にも当たりそうですが、危険運転致傷罪における信号無視運転とは、赤信号を「殊更に」無視したことをいいます。
つまり、少なくとも赤信号であることを認識している必要があり、Aさんのように赤信号に気づかなかった場合には信号無視運転には当たりません。
危険運転致傷罪の法定刑は15年以下の懲役ですので、起訴された場合にはこのような刑を受ける場合があります。
危険運転致傷罪は重大事件と考えられていますので、不起訴となるのは稀です。
とはいえ、起訴された場合でも執行猶予付き判決を得ることで、実刑を回避することは可能です。
早い段階で刑事事件に強い弁護士に相談しておくことで、執行猶予を得られる場合もあります。
危険運転致傷罪でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までお問合せください。
(初回法律相談:無料)
(福岡県粕屋警察署までの初回接見費用:3万7,200円)