福岡県中央市の詐欺事件 電子計算機使用詐欺罪で逮捕されたら弁護士に相談
福岡県中央市に住むAは、銀行に勤務し、預金為替業務を担当していました。
借金を抱えていたAは、銀行のオンラインシステムの預金端末機を操作し、預金残高、受け入れ等の事務処理に使用される電子計算機に、自己名義の口座に入金があった旨虚偽の情報を与えて預金残高を増額させ、借金の返済に充てていました。
その後、福岡県中央署の警察官に電子計算機使用詐欺罪の疑いで逮捕されました。
(フィクションです。)
【電子計算機使用詐欺とは】
電子計算機使用詐欺罪はあまり聞きなれない罪名ですが、近年はオレオレ詐欺事件の手口の1つ、還付金詐欺事件の犯人が「電子計算機使用詐欺罪」で逮捕されています。
電子計算機使用詐欺罪は前段と後段に分かれ、前段では「人の事務処理に使用する電子計算機」に対し、「虚偽の情報、若しくは不正な指令」を与え、「財産権の得喪、変更に係る不実の電磁的記録を作出する行為」を規制しています。
電子計算機使用詐欺罪の後段では、「財産権の得喪、変更に係る虚偽の電磁的記録」を「人の事務処理の用に供する行為」を規制しています。
電子計算機使用詐欺罪は、この前段と後段の行為によって「財産上不法な利益を得」、又は「他人にこれを得させた者」に対し、10年以下の懲役刑を定めています。
【電子計算機使用詐欺で逮捕されたら】
「電子計算機使用詐欺罪」で「逮捕」された場合は、早い段階で詐欺事件等の刑事事件専門の弁護士に弁護を依頼することをお勧めします。
なぜなら、捜査機関は詐欺事件関連の被害申告を受けた場合、被害の状況によっては、電子計算機使用詐欺罪、窃盗罪、横領罪、背任罪等に該当する可能性もあるため、関係資料や事情聴取を詳細に行い、該当する罪名を判断する必要があります。
そのため、「電子計算機使用詐欺罪」で「逮捕」された場合は、既に捜査機関側はある程度証拠資料を揃えている可能性があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、詐欺事件、刑事事件専門の弁護士事務所ですので、取り調べに対するアドバイスや、事件の証拠資料を精査し、適切な弁護活動を行います。
ご家族が電子計算機使用詐欺罪等の詐欺事件、刑事事件で逮捕されお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所まで無料相談をお申込み下さい。
(福岡県中央警察署 初回接見費用:3万5000円)