少年と大麻

2019-04-03

少年と大麻

福岡県大野城市に住む高校生のAさん(17歳)は,知人から勧められて大麻を吸引していたところ,福岡県春日警察署の警察官から職務質問,所持品検査を受けてしまいました。Aさんは,ズボンの右ポケットの内に大麻入りのチャック付きポリ袋を入れていたため,警察官に大麻取締法違反(所持の罪)で逮捕されてしまいました。逮捕の通知を受けたAさんの両親は驚き,弁護士により接見を依頼しました。

~ 少年と大麻 ~

先日,3月25日,京都府の中学3年生の女子生徒が大麻を所持していた大麻取締法違反(所持の罪)で逮捕され,ネットのなどでもニュースとなりました。
女子生徒は,入手経路について「インターネットで大麻を購入した」などと話しているとのことです。大麻はインターネットでも購入できる時代です。また,未成年であってもスマートフォンやパソコンを利用でき,容易にインターネットの世界へ飛び込める時代となっています。このようなことから,未成年であっても,一歩間違えれば大麻をはじめとする薬物に汚染されてしまう危険を有しています。

そして,少年大麻に関して,注目していただきたい数字が出ています。平成30年版犯罪白書によると,少年の覚せい剤取締法違反における検挙人員は平成10年から減少傾向にありますが,大麻取締法違反については平成25年まで減少傾向にあったものの,以下のとおり,その後,急激に増加しています。あくまでも検挙された人員ですから,すでに大麻に手を出している少年を含めるとさらに数は増えるものと思われます。

平成25年  58人
平成26年  77人
平成27年 144人
平成28年 206人
平成29年 292人

~ 大麻・薬物と縁を切るには ~

大麻・薬物と縁を切るには以下のことが大切かと考えます。また,刑事弁護の世界でも,以下のことを中心に少年の更生を促していきます。
 
= 大麻・薬物の危険を知る,「縁を切る」という固い決意を持つ = 

薬物犯罪に手を染めてしまった少年が更生するための第一歩は,少年自身が大麻・薬物に関する正しい知識を持ち,薬物の危険性を十分に理解することです。
インターネットの情報では,誰が,いつ,どんな意図をもって書いたのか不明なことがあります。できる限り,県・市の精神保険福祉センターなどが開くセミナーなどに参加して情報を取得しましょう。 

= 大麻関係者と縁を切る =

大麻関係者と縁を切るためには,まずは少年自身が入手経路について包み隠さず話す必要があります。その上で,Aさんの場合,スマートフォン,パソコンの使用をどうするかご両親を話し合う必要があります。また,スマートフォンに関係者の情報が登録してある場合は全て削除する必要があるでしょう。

= 家族も勉強する,サポートする =

大麻を止めるには,ご家族などの周囲の協力,サポートが必要不可欠です。ただし,ここで注意しなければならないことがあります。それは,本人だけでなく,ご家族も大麻について学び,大麻を止めるための対応方法について学習するということです。ご家族が不勉強なままサポートすると,そのことが本人のため役に立たないどころか,却って回復を遅らせてしまうことがあります。

= 専門機関を利用する =

ご家族のサポートと並行して,県・市の精神保険福祉センターが開く「薬物依存回復支援プログラム」や「薬物依存家族教室」に参加してみるのも一つです。ただ,治療が必要なほど依存度が高い場合は,専門の病院やダルク等の回復支援施設への入院・入所も検討しましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,大麻取締法違反をはじめとする刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。刑事事件・少年事件でお困りの方は0120-631-881までお気軽にお電話ください。無料法律相談初回接見サービスを24時間受け付けております。

 

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