【少年】福岡市南区で少年が万引き 学校への連絡を回避するには?

【少年】福岡市南区で少年が万引き 学校への連絡を回避するには?

A君は,福岡市南区でのコンビニエンスストアで菓子パン2個を万引きしたことが店員に見つかり,南警察署に通報されました。
A君の両親が警察からの呼び出しがあればかならず出頭させる旨の誓約をしたことで,事件は在宅のまま(A君の身柄を拘束しないまま)捜査が進められました。
しかし,A君の両親は,事件が学校にばれないかどうか不安で,弁護士無料法律相談を申込みました。
(フィクションです)

~ 学校への連絡を回避するには? ~

事件が学校に伝わるルートは大きく分けて3つあると考えます。
1つは,マスコミなどによる報道です。
しかし,在宅事件で,かつ事件が比較的軽微の場合,マスコミなどが事件を取り上げる可能性は低いといっていいでしょう。

2つ目は,警察から学校への連絡です。
福岡県では,警察本部が制定した「ふくおか児童生徒健全育成サポート制度運用要綱」(平成25年1月1日施行)などによって運用しているようです。
これによれば,連絡責任者(警察署長)から学校への連絡にかかる事件は

1 逮捕事案
2 逮捕事案以外の事案で,一定の事由があって,連絡責任者が継続的な対応が必要と認めるもの
3 児童生徒の犯罪被害に係る事案で,連絡責任者が学校長への連絡の必要性を認めるもの
4 児童生徒の善行事案

と定められています。

3つ目は,家庭裁判所調査官から学校への連絡です。
事件が家庭裁判所に送致され,家庭裁判所調査官により調査の対象となれば,調査官が調査のため,学校へ「学校照会書」を送ったり,直接学校関係者とコンタクトをとることも考えられます。

ところで,事件が刑事事件化したとしても全ての事件について警察から学校へ連絡されるわけではないため,学校への連絡を回避したい場合は,事前に警察に申入れを行う必要があります。
また,警察が連絡を控えた場合は,調査官も学校側とコンタクトを取ることを控えるとは思いますが,万が一のために備えて,調査官とも密に連絡を取り合う必要があるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,刑事・少年事件専門の法律事務所です。
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