福岡県田川市のスリで現行犯逮捕 相談は刑事事件専門の弁護士に
50代男性のAさんは、福岡県田川市内の路上で通行人のカバンから財布を抜き取る、スリをはたらいていました。
ある日、特別取締で巡回していた福岡県警察田川警察署の警察官が、Aさんのスリの犯行を目撃し、Aさんを現行犯逮捕しました。
警察での取調べでAさんは、「カバンのチャックが開いていたので、教えてあげようとしただけ」などと否認しているとのことです。
(2017年12月24日産経ニュースを基にしたフィクションです。)
~スリ事件~
「スリ」とは、他人の懐やカバンなどから気づかれることなく、金品などをかすめ取っていく行為のことをいいます。
スリは、刑法上の「窃盗罪」にあたりますので、法定刑としては「10年以下の懲役又は50万円以下の罰金」となってきます。
もし、上記事例のAさんが、スリによる窃盗罪で起訴されてしまうと、過去の量刑からは3~4年程の執行猶予判決となってしまうことが多く、同罪の前科前歴があるような場合だと10月~4年程の実刑判決となってしまうようです。
~現行犯逮捕~
警察などの捜査機関による逮捕のパターンには、いくつか種類があります。
・通常逮捕:逮捕令状を面前で示し、疑いが掛けられている犯罪と逮捕の理由を告げて犯人を逮捕する。
・緊急逮捕:被疑者が一定の重罪(殺人罪や強盗罪等)を犯したと疑うに足りる充分な理由があり、かつ、逮捕に関する緊急の必要性がある場合には、逮捕令状なく逮捕する。
・現行犯逮捕:現に犯罪を行っている犯人や、犯罪を行い終わったばかりの犯人を、逮捕令状なく逮捕する。
今回の上記事例においては、警察による特別取締の巡回の際に、警察官が犯行を目撃したため、そのまま現行犯逮捕することになりました。
現行犯逮捕に関しては、「犯罪を今行っている、若しくは今行い終わったことが明らかであるために、冤罪の可能性がきわめて低い」と考えられているため、一般人でも逮捕することが可能です。
一般人が現行犯逮捕した際には、速やかに捜査機関(警察官)に引き渡す必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、スリ事件をはじめとする刑事事件を専門で扱っている法律事務所です。
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(福岡県警察田川警察署への初回接見費用:113,680円)