強盗罪にもいろいろ 接見の依頼を受けた福岡の刑事弁護士がご家族にご説明

2018-11-24

強盗罪にもいろいろ 接見の依頼を受けた福岡の刑事弁護士がご家族にご説明

福岡県久留米市田主丸町に住むAさんは,事後強盗罪で,福岡県うきは警察署に逮捕されました。Aさんのご家族から接見の依頼を受けた刑事弁護士が,強盗罪についてご家族にご説明しました。
(フィクションです)

~ 強盗に関する罪 ~

強盗といっても,刑法には様々な強盗罪に関する規定を設けています。

1 強盗罪(刑法236条1項)
 暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した場合に成立する犯罪で,法定刑は5年以上の有期懲役です。ひったくり強盗,銀行強盗,押し入れ強盗などは通常,この罪名に該当すると思います。

2 強盗予備罪(刑法237条)
 強盗の罪を犯す目的で,その予備をした場合に成立する犯罪で,法定刑は2年以下の懲役です。通常,各罪について予備罪は設けられていませんが,強盗罪についてはその危険性・重大性にかんがみて予備罪が設けられています。放火罪や殺人罪にも同様の趣旨から同様に予備罪が設けられています。

3 事後強盗罪(刑法238条)
 窃盗が,財物を得てこれを取り返されることを防ぎ,逮捕を免れ,又は罪跡を隠滅するために,暴行又は脅迫をした場合に成立する犯罪で,法定刑は1の強盗罪と同様です。窃盗の機会に暴行・脅迫を加えることは類型的に多く,1の強盗罪と同様の可罰性を帯びていることから設けられた罪です。

4 昏睡強盗(刑法239条)
 人を昏睡させてその財物を盗取した場合に成立する犯罪で,法定刑は1の強盗罪と同様です。人を昏睡させ,その反抗を抑圧して財物を奪取する行為は1の強盗罪に匹敵するほどのか可罰性を有するため設けられた罪です。3と併せて準強盗罪と呼ばれます。

5 強盗致死傷罪(刑法240条)
 強盗が,人を負傷させた場合には強盗致傷罪が成立し,法定刑は無期又は6年以上の懲役です。人を死亡させた場合には強盗致死罪が成立し,法定刑は死刑又は無期懲役です。強盗致傷罪には,はじめから人に怪我をさせようという意図がある場合とそうでない場合の両方を含み,前者の場合「強盗傷人罪」と呼ばれます。また,強盗犯人がはじめから殺意がある場合に人を死亡させた場合は強盗致死罪が適用されるというのが判例です。

6 強盗・強制性交等及び同致死罪(刑法241条1項)
 強盗の罪若しくはその未遂罪を犯した者が強制性交等の罪(刑法177条)若しくはその罪を犯した場合,あるいは強制性交等の罪若しくはその未遂罪を犯した者が強盗の罪若しくはその未遂罪を犯した場合に成立する犯罪です。法定刑は無期又は7年以上の懲役です。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,強盗罪をはじめとする刑事事件専門の法律事務所です。0120-631-881で24時間,初回接見サービスを受け付けております。 

 

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