福岡県太宰府市の不法投棄事件 不起訴処分獲得には刑事専門の弁護士
Aは,半年ほど前から,通勤途中に,他人の敷地内に自宅で出たごみを捨てていました。
Aは,今年の3月4日に,その敷地内にごみを捨てたということで,福岡県警察筑紫野警察署から出頭要請を受けました。
その後,Aは,検察庁からも出頭要請を受けたので,不起訴処分獲得のために,弁護士に刑事弁護を依頼しました。
(フィクションです)
~不法投棄とは?~
春はお花見の季節で,公園などでのお花見を楽しまれた方もおられるでしょう。
しかしながら,一方で,お花見後のごみ等の不法投棄が社会問題となり,不法投棄を防止するため,お花見自体を禁止したり,お花見を有料化したりして,不法投棄対策に力を入れている自治体もあるようです。
不法投棄とは,廃棄物処理法(正式には「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」)に反して違法に「廃棄物」を捨てる行為を言います。
法律の第16条は「何人も,みだりに廃棄物を捨ててはならない」と規定しています(廃棄物:ごみ等の不要物)。
そして,これに反した者には「5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金に処し,又はこれを併科する」と規定しており(24条14号)(併科:懲役刑と罰金刑とを併せて受ける),刑罰としては比較的重たいものであることが分かります。
~不法投棄と不起訴処分~
不法投棄の事案で,「この法律(罰則)があるなんて知らなかった」という主張は通用しません。
しかしながら,事実認定面で,そもそも捨てたものは「廃棄物」に当たらない,捨てた人は私ではないなどと主張する余地はあり,結果的に,不起訴処分を獲得できることもあります。
また,情状面でいえば,不法投棄の場合,捨てたごみの量・場所,現状回復しているか否か,再犯防止の対策は取れているか否かなどといった事情が重要です。
これらの事情につき,有利な事情を主張していくことで,結果的に,不起訴処分を獲得できることもあります。
なお,不起訴処分を獲得できれば,前科は付きません。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、廃棄物処理法等の刑事事件を専門に取り扱う弁護士が所属しております。
廃棄物処理法違反で出頭要請を受けているが,不起訴処分を獲得したいとお考えの方は,弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所へご相談ください。
(福岡県警察筑紫野警察署への初回接見費用:36,800円)