人身(交通)事故での刑事事件① 示談などの対応なら福岡の刑事弁護士
福岡県小郡市に住むAさんは,スマートフォンの画面に注視しすぎていたため,前方で停止していたVさんの車に自車を衝突させVさんに加療約2週間の怪我を負わせる人身事故を起こしました。Aさんは,被害者との示談などの対応を人身事故に強い弁護士に依頼しました。
(フィクションです)
~ 人身(交通)事故 ~
人身事故について,法律上明確な定義があるわけではありません。一般的には,車,バイク,自転車などの運転行為により人に怪我をさせた,死亡させた,あるいは人には衝突させたが怪我までには至らなかった場合を人身事故,人ではなく物を壊してしまったという場合は物損事故と呼ばれているようです。
~ 人身(交通)事故の特徴 ~
車を運転する機会が多い現代社会で,人身(交通)事故は,年齢,職業,性別を問わず誰しもが起こしうるものです。普段,普通に生活されている方であっても,職場からの帰りの際,買い物からの帰りの際,子供も迎えに行く際,などちょっとした注意ミスで起こしうるものです。しかし,人身事故を起こせば,殺人犯,強盗犯と同様に「被疑者」「加害者」などと呼ばれ,逮捕されれば実名で報道されることだってあります。また,人身事故は自分の責任(過失)によって起こすものが全てとは限りません。物陰から子供が飛び出してきた,お年寄りが赤色信号で横断歩道を横断してきた場合など,被害者に落ち度がある場合にまで人身事故の被疑者,加害者扱いにされてしまうのです。
平成30年11月8日(木曜日)現在における福岡県内の人身(交通)事故発生件数は26,504件(前年同期比-2,983件),うち死傷者数は112人(前年同期比-3人),負傷者数は34,929人(前年同期比-4,155人)です。お隣の佐賀県はどうでしょうか?平成30年11月8日(木曜日)現在における佐賀県内の人身事故発生件数は4899件(前年同期比-901件),うち死傷者数は27人(前年同期比±0),負傷者数は6463人(前年同期比-1,188人)でした。こうしてみると,人身事故の数自体は減少傾向にありとてもいいことなんですが,まだまだ人身事故は連日のように発生しているのが実情のようです。また,佐賀県の場合,人口10万人当たりの人身事故発生件数が,平成24年から5年連続,全国ワースト1位で,昨年ようやく全国2位となったようです(ちなみに1位は静岡県)。
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