交通違反と反則金制度④~検挙された後の流れ②~福岡の弁護士が解説

2018-12-22

交通違反と反則金制度④~検挙された後の流れ②~福岡の弁護士が解説 

~ 前回(2018年12月8日付ブログ)の続き ~

前回は,交通違反の反則者として検挙された後から仮納付制度により反則金を納付した場合までご説明いたしました。本日は,仮納付制度により反則金を納付しなかった場合の流れについてご説明いたします。

~ その③ 仮納付しなかった場合 ~ 

前回のブログでは,反則金を納付させるまでには
   
ア,検挙→イ,現場警察官による告知→ウ,警察署への出頭→エ,警察本部長による通告

という手続きを踏まなければならないことをご説明いたしました。
仮納付手続きで反則金を納付しなかった場合は,ウの手続へと移行します。つまり,交通反則告知書に記載されてある日に,記載されてある場所(都道府県の通告センター)まで出頭しなければなりません。そこで,警察本部長名義の通告書で通告を受けます(法127条1項)。通告される内容は,道路交通法違反施行令47条に定められています。通告を受けた後は,通告を受けた日の翌日から起算して10日以内に,郵便局等の金融機関で反則金を納付しなければなりません(法128条1項)。ここで,納付すれば刑事手続で処理されることはなくなります(法128条2項)。

~ その④ 通告後に納付しなかった場合は? ~

通告を受けた後も反則金を納付しなかった場合は,いよいよ刑事手続に移行することになります。ただ,直ちに移行するかといえばそうではありません。この点について規定した法130条は,刑事手続に移行するための要件として

1 通告を受けたこと
2 法128条1項の期間が経過したこと

としか規定していないからです。本来,反則者については刑事手続に移行させないことが原則ですから,期間が経過した後も,警察から反則金を納付するよう督促されると思います。そして,それでも納付しない場合に限って刑事手続に移行するのです。ただ,これらの要件を満たさなくても刑事手続に移行することもありますから,次回は,その点についてご説明したいと思います。

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