交通違反と反則金制度③~検挙された後の流れ①~福岡の弁護士が解説

2018-12-08

交通違反と反則金制度③~検挙された後の流れ①~福岡の弁護士が解説 

~ 前回(2018年11月26日付ブログ)の続き ~

前回は,反則行為と反則者の意義や,交通違反(携帯電話保持等違反)で検挙されたAさんが反則者であることまでご説明しました。本日は,反則者として検挙された後の流れについてご説明したいと思います。

~ その① 警察官の書面による告知 ~ 

道路交通法(以下,法)126条1項では,警察官は,反則者があると認めるときは,反則行為となるべき事実の要旨等を書面で告知すると定められています。書面は,正式には,交通反則告知書,あるいは単に告知書と呼ばれ,告知される内容は道路交通法違反施行令46条に定められています。告知書が青色のため,世間では青色キップとか青切符と呼ばれています。

~ その② 仮納付(仮納付した場合) ~

警察官から交通反則告知書を渡され告知を受けた者は,告知を受けた日の翌日から起算して7日以内に,郵便局等の金融機関で反則金を「仮」に納付することができます。本来,反則金は,ア,検挙→イ,現場警察官による告知→ウ,警察署への出頭→エ,警察本部長による通告,という手続きを踏むことによって反則者に「正式」に反則金を納付させることができるのですが,ウ以降の手続を踏まずして反則金を納付させることができるという意味で「仮」の納付と呼ばれているのです。反則者にとってはわざわざ警察署まで出頭する必要はありませんし,警察としても事務処理を簡約化できるなどのメリットがあります。交通違反検挙され青切符を切られた方のほとんどは,この仮納付制度によって反則金を納付されているのではないでしょうか?

反則金を仮納付した場合は(正式な)反則金を支払ったものとみなされます(法129条3項)。また,上のエの警察本部長による通告手続もなされますが,仮納付をした方については公示方法によるとされています(法129条2項)から,上のウのように警察署へ出頭する必要はありません。当然,刑事手続で処理されることはありませんから前科は付きません。つまり,交通違反は終了となります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,交通違反をはじめとする刑事事件専門の法律事務所です。次回以降は,反則金を仮納付しなかった場合やその後の流れなどについてご説明いたします。交通違反でお困りの方は,弊所の無料相談をご利用ください。

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