交通違反と反則金制度②~反則行為,反則者の意義~福岡の弁護士が解説 

2018-11-26

交通違反と反則金制度②~反則行為,反則者の意義~福岡の弁護士が解説 

~ 前回(2018年11月15日付ブログ)の続き ~

前回は「交通違反における反則金制度(交通反則通告制度)」についてご説明いたしました。本日は,交通違反における反則行為反則者の意義についてご説明いたします。というのも,反則金制度の適用があるのは,反則者つまり反則行為をした者だからです。

~ 反則行為(道路交通法125条1項) ~ 

反則行為とは,道路交通法第8章に当たる行為のうち別表第2の上覧に掲げるものであって,車両等(重被牽引車以外の軽車両を除く)の運転者がしたものをいうと定められています。
「別表第2の上覧に掲げるもの」の代表といたしましては,
・速度超過
・信号無視
・携帯電話使用等
・車間距離不保持
などがあり,車両の種別によって反則金の額が決められています。なお,一般道の速度超過については30キロ以上,高速道の速度超過については40キロ以上の場合は反則行為となりません。つまり,検挙された場合は,青色キップと呼ばれる「交通反則告知書」ではなく,赤色キップと呼ばれる「告知書」が交付され,反則金制度ではなく刑事手続により処理されます(この点は後日,詳しくご説明いたします)。

~ 反則者(道路交通法125条2項) ~

反則者とは,反則行為をした者と定められています。ただし,次に掲げる者は反則者ではないとされています。
1 無免許,無資格運転運転者(道路交通法125条2項1号)
2 酒酔い運転者,酒気帯び運転者等(同項2号)
3 反則行為をし,よって交通事故を起こした者(同行3号)

よって,たとえば,無免許運転者が信号無視をした場合,信号無視は反則行為ですが,無免許運転者は反則者ではないことから反則金制度は適用されず刑事手続により処理されます。
1から3の行為は,悪質又は危険性の高い行為であり,交通違反を簡易迅速に処理するという反則金制度(交通反則通告制度)の趣旨になじまないことから,はじめから刑事手続により処理することとされたのです。

~ Aさんはどうか? ~

ところで,前回のブログを見ると,Aさんは車の運転中に携帯電話の画面を注視していた「携帯電話使用等」で検挙されたとのことでした。携帯電話使用等は反則行為であり,Aさんは上記1から3のいずれにも該当しませんから,Aさんは「反則者」と言えそうです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,交通違反をはじめとする刑事事件専門の法律事務所です。次回は,反則者として検挙された後の流れにご説明したいと思います。交通違反でお困りの方は,弊所の無料相談をご利用ください。

 

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