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福岡市博多区での痴漢事件 実名報道回避なら刑事専門の弁護士へ

2018-06-04

福岡市博多区での痴漢事件 実名報道回避なら刑事専門の弁護士へ

Aさんは福岡市博多区内を走行中の電車内で,女性Vのお尻を触るなどしたため,目撃した男性により現行犯逮捕されました。
その後,Aさんの身柄は福岡県博多警察署に引き渡されました。
Aさんの家族は,報道(特に実名報道)を避けたいことから,痴漢事件に強い弁護士初回接見を依頼しました。
(フィクションです)

~痴漢事件における報道回避~

このサイトをご覧になっている方の中にも,テレビなどで「誰々が痴漢をして逮捕された」などという痴漢事件の報道を耳した方がおられると思います。

報道されればその人が有罪か無罪かに関係なく,「逮捕された事実」自体が大きくクローズアップされます。
この「有罪か無罪かに関係なく」というところがポイントで,逮捕段階ではまだ犯人を有罪と決めつけることはできないのに,世間一般の人は,逮捕=有罪(その人が犯人)だとの印象を抱く傾向にあります。

報道されれば,会社や学校などに事実が知れ渡り,社会人の方であれば解雇,学生の方であれば退学などの処分を受けるリスクが高まります。
また,インターネット等の情報化社会の今日,ネットなどに実名でニュースが記載され,あっという間に情報は拡散し,将来,それを削除することも困難になります。

他方,残念ながら一部の事件を除いては,逮捕後の犯人の状況などについてはほとんど報道されることはありません。
ですから,犯人がはたして逮捕された事実を行ったのか,無実であったのかが不明確なまま,逮捕された事実のみが先行して世間に広まる可能性があるのです。

このような実名報道による不利益を回避するためには,すぐに弁護士に相談することをお勧めします。
依頼を受けた弁護士は,すぐに,警察や報道機関に対し報道による被る不利益などを主張し,名前や逮捕された事実を報道しないよう働きかけます。
また,ご家族様などに職場や学校などへの対応のアドバイスも致します。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,福岡県迷惑行為防止条例違反事件等の刑事事件を専門に取り扱う法律事務所です。
ご家族,ご友人が痴漢事件逮捕されたお困りの方は,フリーダイヤル0120-631-881までお電話ください。
初回接見サービス等を24時間いつでも受け付けています。
福岡県博多警察署までの初回接見費用 34,300円)

【少年】盗みに入り現金を盗んで逮捕! 不処分獲得には弁護士 北九州市戸畑区

2018-06-03

【少年】盗みに入り現金を盗んで逮捕! 不処分獲得には弁護士 北九州市戸畑区 

A君とB君(17歳)は,遊び金欲しさに,留守中の他人の家に土足で入り,テーブルの上に置いてあった現金3万円入りのVさんの財布1個を盗みました。
しかし,二人は,戸畑警察署住居侵入窃盗罪逮捕されました。
その後,二人の身柄は少年鑑別所に移され,警察,検察庁での捜査を経て,事件は家庭裁判所に送致されました。
家庭裁判所では,両名の少年審判を開始する決定が出されました。
(フィクションです)

~不処分を獲得するために~

不処分とは,家庭裁判所における調査の結果,①保護処分に付することができない場合や②保護処分に付するまでの必要がない場合において,少年審判保護処分に付さない旨の決定のことをいいます。
ちなみに,保護処分には,保護観察,少年院送致,児童自立支援施設または児童養護施設送致があります。

①とは,非行事実の存在が認められない場合などが当たります。
②とは,審判までに少年が更生し,要保護性がなくなった場合や試験観察期間中の少年の生活態度からさらに保護処分を行う必要がなくなった場合などが当たります。

少年審判において不処分となる多くの場合が,②の場合です。
付添人としては,少年審判不処分を獲得するために,審判までに少年に対して教育的な働きかけを行って、少年の事件に対する反省を深めさせたり,再犯防止のため環境整備を行っていく必要があります。
これらの活動を適切に行うには,少年事件に慣れている弁護士の力が必要です。

付添人
平たく言えば,事件が家庭裁判所に送致された後に,少年の味方になってくれる人です。
本件では,捜査段階(家庭裁判所送致前)で,私選の弁護人を選ばない限り国選の弁護人が付いていると思われますが,家庭裁判所送致後はその選任の効力が失われるため,家庭裁判所送致後は,改めて付添人(弁護士など)を選任しなければなりません。
引き続き,捜査段階での弁護人に付添人をお願いするか否かは,その弁護人とも協議するなどして判断された方がよいでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件少年事件を専門に取り扱っている法律事務所です
少年事件でお困りの方は,フリーダイヤル0120-631-881までお電話お待ちしてます。
戸畑警察署への初回接見費用:40,040円)

福岡市南区での器物損壊事件 親告罪の対応,告訴取消しには刑事弁護士へ

2018-06-02

福岡市南区での器物損壊事件 親告罪の対応,告訴取消しには刑事弁護士へ

Aさんは,Vさん方駐車場に停めてあったVの車に,持っていたカッターナイフで傷をつけました。
Vさんは警察に告訴状を提出し,捜査の結果,Aさんは器物損壊罪逮捕されました。
Aさんの親は対応に困り,弁護士無料法律相談を申し込みました。
(フィクションです)

~告訴~

告訴とは,告訴権を有する者(被害者等)が,捜査機関(検察官又は司法警察員)に対し,犯罪事実を申告し,犯人の処罰を求める意思表示を言います。

犯罪の中にはこの告訴がなければ起訴できない犯罪があります。
これを親告罪と言います。

刑法で定められている親告罪を挙げれば,名誉棄損罪刑法230条),侮辱罪刑法231条),過失傷害罪刑法209条)などがあります。
刑法の他にも,特別法で親告罪とされているものがありますから,ご自身が行った犯罪が告訴が必要な親告罪か否かは弁護士に相談するとよいでしょう。

~親告罪と刑事弁護~

親告罪では,罪の被害を被った人,つまり被害者が存在していることが前提です。
ご自身が罪を認めているのならば,被害者と話し合いや示談をすることが賢明でしょう。
示談が成立すれば,そもそも被害者が捜査機関に告訴状を提出しないということもありえるでしょうし,仮に提出していたとしても告訴を取消してくれれば,結果,送検が見送られたり,送検されたとしても,刑事処分は不起訴となります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には,器物損壊等の親告罪に関する刑事事件を専門に取り扱う弁護士が所属しています。
ご家族,ご友人などが器物損壊等を犯しお困りの方は,フリーダイヤル0120-631-881までお電話ください。
弊所では無料法律相談初回接見サービス等を24時間いつでも受け付けています。
福岡県南警察署への初回接見費用:35,900円)

再度の全部執行猶予判決を得るには? 福岡県直方市での万引き事件

2018-06-01

再度の全部執行猶予判決を得るには? 福岡県直方市での万引き事件 

Aさんは,窃盗罪で懲役1年,3年間の執行猶予判決を受けていましたが,その執行猶予期間中に,福岡県直方市のスーパーで万引き(以下「本件」という)をし,裁判を受けることになりました。
Aさんは,再度,執行猶予判決を獲得できないか,弁護士無料法律相談を申込みました。
(フィクションです)

~刑の全部の執行猶予(刑法25条)とは~

執行猶予とは刑の執行を猶予されることです。
しかしながら,あくまで刑の執行が「猶予」されているだけであって「免除」されたわけではありません。
その期間中に何らかの犯罪を犯しその罪で実刑判決を受ければ,執行猶予は取り消され,実刑判決の刑と猶予された刑とを併せて刑に服しなければなりません(仮に本件で懲役8月の実刑判決を受けた場合,前の刑(懲役1年)と併せて1年8月刑に服さなければなりません)。

~再度の全部執行猶予判決(刑法25条2項)を得るには?~ 

まず,Aさんが再度の執行猶予判決を受けることは可能なのでしょうか??
再度の執行猶予の要件は,次のとおりです。

1 前に禁錮以上の刑に処せられ,その刑の全部の執行猶予期間中に罪を犯したこと(ただし,猶予期間中に保護観察が付いている場合を除く)
2 本件で1年以下の懲役または禁錮の言い渡しを受けること
3 情状が特に酌量すべきものであること

まず,事例から1の要件を満たすことは明らかです。
そして,Aさんが本件で懲役1年以下の判決を受け(2の要件),かつ,情状に特に酌量すべきものがあるとき(3の要件)は,Aさんが再度の執行猶予判決を受けることも可能ということになります。

そのためには,裁判で,Aさんに酌量すべき情状があることを具体的に主張していく必要があるでしょう。
前回の裁判以上に再犯防止のための具体策があること,環境が整っていること,犯行に至った動機,経緯につき斟酌すべき事情があることなどをしっかり主張する必要があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は,万引き等の刑事事件を専門に取り扱う法律事務所です。
フリーダイヤル0120-631-881で,無料法律相談初回接見を24時間受け付けています。
福岡県直方警察署 初回接見費用:41,400円)

福岡市東区の児童売春事件で逮捕 刑事事件に強い弁護士が初回接見

2018-05-31

福岡市東区の児童売春事件で逮捕 刑事事件に強い弁護士が初回接見

Aさんが,福岡県東警察署児童福祉法違反(児童に淫行をさせる罪)及び売春防止法違反(売春周旋の罪)で逮捕されました。
逮捕事実は,Aさんが,今年の1月,女子高生Vさん(17歳)に売春の相手方(30歳,男性)を紹介し,同男性と淫行させたというものです。
逮捕の事実を聞いたAさんの家族は,刑事事件に強い弁護士初回接見を依頼しました。
(平成30年5月24日西日本新聞掲載事案を基に作成)

~児童に淫行をさせる罪(34条6号) ~

淫行をさせる(行為)」とは,児童に淫行を強制したり,勧誘して淫行させた場合に限らず,児童の自発的な意思に基づく場合でも,これに直接たると間接たるとを問わず,児童に対し事実上の影響力を及ぼして児童の淫行を助長・促進する行為も含まれます。

罰則は「10年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金,又は併科」です。

~売春周旋の罪(6条1項)~

売春防止法は「売春」について,「対償を受け,又は受ける約束で,不特定の相手方と性交すること」と定義しています(2条)。
また,「周旋」とは,売春しようとする者(Vさん)とその相手方となる者(30歳,男性)の間に立って,売春が行われるように仲介する一切の行為をいいます。

罰則は「2年以下の懲役又は5万円以下の罰金」です。

なお,本件で,児童福祉法違反売春防止法違反の両罪が成立する場合は,原則として刑の重い児童福祉法違反の罰則の範囲内で処断されることになります(観念的競合,刑法54条1項)。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件を専門に取り扱う法律事務所です。
ご家族等が児童福祉法違反等で逮捕されお困りの方は,弊所のフリーダイヤル0120-631-881までお電話ください。
弊所では,逮捕されてお困りの方のための初回接見サービス等を24時間いつでも受け付けています。
初回接見では,逮捕された方へ取調べ等のアドバイス,事件の見通しなどをご説明させていただくとともに,ご家族様に対しても初回接見の結果等をご報告をさせていただきます。
福岡県東警察署までの初回接見費用:36,000円)

福岡市早良区の自転車ひき逃げ② 逮捕回避のため弁護士に無料法律相談

2018-05-30

福岡市早良区の自転車ひき逃げ② 逮捕回避のため弁護士に無料法律相談 

~前回(5月22日付ブログ)からの続き~

無料法律相談のため事務所を訪れたAさんは対応した弁護士に,「自転車を止めてV君(7歳)の様子を確認したが,大丈夫そうだったのでそのまま立ち去った」と話しています。
(フィクションです)

~自転車事故の救護義務違反(道路交通法72条1項前段,117条の5第1号)~

罰則規定である法117条の5第1号には「第72条第1項前段に違反した者」と書かれてあります。
この点,法72条1項前段には「交通事故があったときは,当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員は,直ちに車両等の運転を停止して,負傷者を救護し,道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。」と書かれてあります。

なお,「交通事故」とは,車両等の交通による人の死傷若しくは物の損傷を言います(法67条2項)。

今回,Aさんは,V君が怪我をしてなさそうだった(人の傷とは言えない)から,本件の事故が「交通事故」,あるいはV君は「負傷者」と言えず,自分に救護義務はないのではないかということを言いたそうです。

~考察~

この点に関し,最高裁判所は,「(略)全く負傷していないことが明らかであるとか,負傷が軽微なため被害者が医師の診療を受けることを拒絶した場合を除き,(略)すみやかに医師の診察を受けさせる等の措置を講ずべきであり,この措置をとらずに,運転者自身の判断で,負傷は軽微であるから救護の必要はないとして,その場を立ち去るがごときは許されない」旨判示しています(昭和45年4月10日)。

Aさんが講じるべき措置としては,医師の診察を受けさせる以外にも,救急車を呼ぶ,保護者や担任の先生と連絡を取る,近くの人に救助を求めて病院まで同行するなどの方法が考えられます。
以上より,Aさんは救護措置義務違反に問われる可能性が高そうです。

ひき逃げ事故を起こしてしまったなという場合,まずは自首を検討するのも逮捕を回避するための方法の一つです。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,どうしても逮捕を回避したいという方のための無料法律相談等を随時受け付けています。
まずはフリーダイヤル0120-631-881までお電話をお待ちしています!
早良警察署への初回接見費用:35,500円)

福岡県飯塚市の自殺幇助事件 逮捕されたら刑事事件に強い弁護士が初回接見

2018-05-29

福岡県飯塚市の自殺幇助事件 逮捕されたら刑事事件に強い弁護士が初回接見

Aさんは,Vさんの自殺を手助けしたとして,飯塚警察署警察官に自殺幇助罪の容疑で逮捕されました。
逮捕されたAさんの家族は,刑事事件に強い弁護士初回接見を依頼しました。
(フィクションです)

~ 自殺幇助罪(刑法第202条) ~

人を幇助して自殺させた場合には,自殺幇助罪が成立します。
自殺幇助罪は,同じ条文に規定される自殺教唆罪と併せて自殺関与罪と呼ばれることもあります。
刑法上の「幇助」とは,すでに犯罪の実行を決意している人に対して助言や激励などによってその決意を強固にすることをいい,「従犯」と呼ばれます。
そうすると,自殺幇助罪は,すでに自殺を決意している人に対して助言や手伝いをしてその決意を強固にする犯罪ということになります。

自殺幇助罪について,そもそも自殺は犯罪ではないのに,それを幇助した者が従犯として処罰されるのはおかしいのではないかという問題があります。
そもそも従犯は,犯罪の実行を幇助する行為ですので,犯罪ではない自殺を幇助しても犯罪とはならないようにも思えます。
この点については様々な見解が対立していますが,生命という最も重要な利益の放棄にあたる自殺については,他者が関与することまでは許されないことから,自殺幇助罪を処罰すべきだと考えられているようです。
このような考えのもとで,刑法第202条は,人の嘱託や同意を得て殺したという同意殺人罪についても,犯罪行為として規定しています。

自殺幇助罪の法定刑は6月以上7年以下の懲役又は禁錮です。
自殺幇助罪逮捕起訴され,有罪判決を受けた場合,上記の範囲で刑が科されます。 

逮捕後は,誰しも「今後どうなるんだろう」「取調べではどう受け答えしなければならないんだろう」と不安になるのも当然です。
そんなとき,弁護士があなたの強い味方になれます。
接見では,あなたの認否の情況に応じた取調べの受けた方,取調べ時の法的権利の他,今後の大まかな見通し,それに対する対応などをお伝えすることができます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は,自殺幇助罪等の刑事事件を専門に扱う法律事務所であり,ご家族様等が逮捕された場合のための初回接見サービスを24時間受け付けています。
まずはフリーダイヤル0120-631-881までご連絡ください。
飯塚警察署までの初回接見費用:40,200円)

北九州市八幡東区 包丁で脅して逮捕・起訴 正当防衛で主張無罪なら弁護士

2018-05-28

北九州市八幡東区 包丁で脅して逮捕・起訴 正当防衛で主張無罪なら弁護士

Aさんは,自分よりも体格の優れるVさんから「殴られたいのか」と言って脅されたため,迫ってきたVさんに対して,とっさに落ちていた菜切包丁を拾って「切られたいんか」と申し向けました。
Aさんは,暴力行為等処罰に関する法律違反で起訴されましたが,刑事事件に強い弁護士正当防衛を主張した結果,無罪となりました。
(最判平成元年11月13日刑集43巻10号823頁の事案を基に作成)

~ 暴力行為等処罰に関する法律 ~

暴力行為等処罰に関する法律第1条(示凶器脅迫罪)は凶器を示すなどして暴行や脅迫などを行うことを禁じています。
法定刑は「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金」です。
Aさんは,凶器を用いてVさんに「切られたいんか」と申し向けて脅迫を加えていますから,Aさんの行為はこの規定に該当します。

~ 正当防衛(刑法第36条第1項) ~

ただ,Aさんは,Vさんから自分の身を守るために脅迫を行ったとして,正当防衛が認められないでしょうか。
正当防衛が認められるためには,①急迫不正の侵害に対し,②自己または他人の権利を防衛するために,③やむを得ずに防衛したことが必要となります。
このうち,③「やむを得ずにした行為」とは,侵害に対する反撃行為が防衛のための必要最小限度の行為であることをいいます。
上の事案では,Aさんが武器を用いた行為が必要最小限度といえるかが問題になります。

裁判所は,上の事案の元になった裁判で,AさんはVさんからの危害を避けるための防御的な行動に終始していたとして,「やむを得ずにした行為」といえると判断しました。
つまり,凶器という武器を用いたからといって,直ちに過剰となるわけではないことが示されました。
結論として,Aさんの行為は示凶器脅迫罪にあたりますが,正当防衛により犯罪不成立として無罪となりました。

このように正当防衛が認められれば,犯罪不成立として無罪になります。
正当防衛が認められるかは専門的な判断を伴いますので,刑事事件正当防衛の主張をお考えの方は,刑事事件専門の弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
八幡東警察署までの初回接見費用:41,540円)

福岡市早良区でアメフトタックル問題 選手を傷害罪に問えるか考察

2018-05-27

福岡市早良区でアメフトタックル問題 選手を傷害罪に問えるか考察

アメフト部員のA君は,プレーに全く関与していないV君の背後からいきなりその臀部めがけてタックルし,V君に加療約3週間の怪我を負わせました。
V君側からは,早良警察署被害届が出されました。
(フィクションです)

~考察①~

本件は,刑法第204条(傷害罪)の適用が考えられます。
傷害罪の(構成)要件は,行為者が①「人の身体」を②「傷害(怪我など)した」ことに加え,③暴行の事実を認識していることが必要(傷害の認識までは不要)です。
ちなみに,暴行とは人の身体に対する有形力の行使をいい,殴る,蹴る,叩くなどがその典型ですし,本件ように体当たりする行為ももちろん該当します。
Aさんの行為は傷害罪の構成要件に該当しそうです。

~考察②~

行為が構成要件に該当すれば,その人を罰することができるかというとそうではありません。
行為の違法性が阻却されたり,あるいは責任(能力)がないと判断された場合は,罰することはできないのです。
刑法35条では,正当防衛(刑法36条)などと同様,「法令又は正当な業務による行為(正当行為)は,罰しない」と,違法性が阻却され得る場合を規定しています。
具体的には,医師の手術,相撲,野球,ボクシング,プロレスなどのスポーツによる怪我の場合などが想定されます。

ただし,その行為が社会通念上是認される範囲を逸脱する場合は話は別です。
本件の場合でも,A君の行為態様や,その行為がプレーに全く関与していないV君に向けられていること(反則行為?であること)に鑑みると,社会通念上是認される範囲を逸脱していると言わざるを得ず,違法性は阻却されない(違法性がある)と考えられるのではないでしょうか?

そうするとA君に責任が認められれば(通常は認められますが),A君に傷害罪の罪責を問えることになります。
傷害罪の法定刑は「15年以下の懲役又は50万円以下の罰金」です。

ただし,A君が深く反省しており,被害者に謝罪・被害弁償し,示談が成立するということであれば不起訴処分を獲得できる可能性はあるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件を専門に取り扱う法律事務所であり,被害弁償示談交渉に長けた弁護士が所属しています。
フリーダイヤル0120-631-881で無料法律相談等を随時受け付けています。
早良警察署への初回接見費用:35,500円)

福岡県筑紫野市で児童ポルノを押収 刑事事件に強い弁護士に無料法律相談

2018-05-26

福岡県筑紫野市で児童ポルノを押収 刑事事件に強い弁護士に無料法律相談 

Aさんは,自宅に,児童の裸などを記録した児童ポルノ(DVD100枚)を持っていました。
Aさんは,別の件で福岡県中央警察署家宅捜索に入られた際,そのDVDを押収されてしまいました。
(フィクションです)

~児童ポルノ法(所持罪)とは~

児童ポルノ法(略称,以下「法」)では,「児童ポルノ」の所持等を禁止しています(法7条各項)。
ちなみに,「児童ポルノ」は,児童の裸などが記録された写真,電磁的記録に係る記録媒体(DVD等)その他の物のことを言います(法2条3項)。

ところで,一概に児童ポルノ所持の罪と言っても,法ではその目的により,異なる罰則を設けています。

すなわち,法7条1項では「自己の性的好奇心を満たす目的」での所持に対し「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」に,法7条3項では「児童ポルノの提供目的」での所持に対し「3年以下の懲役又は300万円以下の罰金」に,法7条7項では「児童ポルノを不特定若しくは多数の者に提供する目的」での所持に対し,「5年以下の懲役も若しくは500万円以下の罰金,又は併科」に処す旨定めているのです。

このように,児童ポルノが拡散する恐れのある所持につれて罰則が重くなっていることが分かります。
法が児童の権利の保護を目的としているからです(法1条)。

ご自身が児童ポルノ所持の罪を犯してしまったかもという方は,一度,刑事事件に強い弁護士無料法律相談してみるといいでしょう。
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